シリウスブログをご覧の皆さまこんにちは!
今週は久しぶりの大雪でしたが、皆さまは大丈夫でしたでしょうか?
私は変なところに力を入れて歩いていたようで、
翌日筋肉痛になるという情けない状況でした。
アイデムフォトギャラリー「シリウス」では、
水出雅士 写真展「忘却」
期間:1月26日(木)~2月1日(水)
を開催しています。
水出さんはサニースタジオ
でポジカラープリント、デジタルプリントを担当されながら、
個展やグループ展のプロデュースを手がけられています。
過去には、シリウスブログでも写友「風」の事務局としてご登場いただいたことがあります。
しかし意外なことに、ご本人の個展を開催するのは初めてだそう!
今回の写真展ではモノクロの作品がずらりと並び、
見たことないのに、なぜか見たことあるような・・・
そんな気持になる写真展です。
■個展を行うきっかけ
以前は個展をしようというつもりもなかったという水出さん。
震災をきっかけに、一度個展を行ってみようと思ったそうです。
普段はあまり自分の写真をプリントされることも少ないとか。
今回の写真展では、最近撮りためたものを中心に、
10年位前の作品もあるそうです。
■「忘却」
今回のタイトルである「忘却」、実はタイトルが先に決まったそう。
「忘」という字がぱっと思い浮かんだといいます。
そのテーマのもとに、写真を見返し、テーマに沿った作品を選ばれました。
一番最後に飾ってある作品には、写真に重ねて「忘却」の文字が。
その文字は写友「風」のメンバーでもあり、大学教授でもある書家の
方が書かれたものだそうです。
写真と書、一つになって深みがさらに増している作品です。
ぜひ会場でご覧いただきたい1枚です。
■モノクロの作品たち
写真は全てモノクロですが、実はカラーで撮影しています。
今も撮影は全てフイルムで行う水出さん。
ネガをスキャンをし、モノクロでプリントされています。
「ついていけないからですよ」と謙遜されていましたが、
写友「風」の皆さんも9割はフイルムで撮影されています。
減りつつあるフイルム写真へのこだわりが垣間見えました。
今回はプリントの紙も、ピクトリコさんの特別な用紙を使われています。
いつもはピクトリコさんの「月光」を好んで使うそうですが、
その理由を伺うと「難しい黒の表現がきれいにでる」との答えが。
モノクロの作品だからこその観点に、納得でした。
今回の写真展は、プロデュースを手がけられている水出さんだけに、
音楽も含め雰囲気ある空間・作品を楽しめる写真展です。
忙しい日々を送られている皆さま、
ぜひ立ち寄って「忘却」のひと時を過ごしてみませんか?
皆さまのお越しを心よりお待ちしています。
平日・土曜は10:00~18:00まで(最終日は15:00)
(この記事は望月が担当しました)