小山博孝・岩尾克治・官野貴 写真展 「私たちの喜びは、共に働き、遊び、生きること-活躍する障がい者たち-」

アイデムフォトギャラリー「シリウス」では

小山博孝・岩尾克治・官野貴 写真展
「私たちの喜びは、共に働き、遊び、生きること-活躍する障がい者たち-」
期 間:2010年10月14日(木)~10月20日(水)

を開催しています。
今回の写真展では、障がい者問題を撮り続けている小山博孝氏を中心に、
岩尾克治氏、官野貴氏の三人がそれぞれに撮影した「活躍する障がい者たち」の姿がご覧いただけます。

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左から岩尾さん、官野さん、小山さん。色々なお話を伺いました】

3人でこのような写真展を開催するのは初の試み。
3人は師弟の間柄だそうで、かつて小山さんのアシスタントだった岩尾さんと、
岩尾さんのアシスタントをしていた官野さん。
小山さんから見れば官野さんは孫弟子にあたるそうです。

小山さんは高齢・障害者雇用支援機構の発行する月刊誌「働く広場」でグラビア等を担当されており、
障がい者問題を撮り続け、今年で34年目の大御所。
全国各地の施設や障がい者指導の関係者を訪問し、月の約3分の1はそのために過ごしているといいます。
小山さんの写真には、様々な場所で働く障がい者たちの真剣な表情や笑顔が写されていました。

■写真展で伝えたかったこと
今回の写真展では、様々な場所で一生懸命働いている障がい者の姿だけでなく、
趣味を楽しむ方々や芸術の場で活躍する方、パラリンピックのアスリートなど、
様々な場面で活躍している姿がご覧いただけます。

「色々な障がいを持つ人々が、色々な場所で、色々な仕事をして、色々な挑戦をしている」
そのことを一番伝えたかったという小山さん。
以前に比べれば障がい者雇用やノーマライゼーションがすすんだとは言え、
まだまだそうでないところもいっぱいあるといいます。
障がい者と呼ばれる方々は、知的・身体などそれぞれですが、
みなさん一生懸命仕事をし、活躍している姿を撮影してきた小山さん。
展覧会を行うことで、色々な可能性があることを示したかったと教えてくれました。

■3人だからこその写真展
3人は「障がいをもっている」という共通の撮影対象がありますが、撮影されるシーンはそれぞれ。
趣味を楽しんでいる姿などを中心に撮影されたという岩尾さんは、
それぞれの視点で撮影された3人の作品を集めたことにより、写真展としての深みが増したといいます。

職場での活躍はもちろん、健常者と同じように趣味を楽しんだり、音楽や舞いで活躍するなど、
様々な姿を一同に見ることができる写真展は珍しいのではないでしょうか。
生きる逞しさを感じる方も多いと思います。

写真には、どういうシーンで撮影されたのか説明がついている写真も多くあります。
よりたくさんの方に今回の写真展をご覧いただいて、
障がい者の可能性を感じていただけたら幸いです。

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平日・土曜は10:00~18:00まで、日曜日は休館です。
皆様のご来場を心よりお待ちしています。

(この記事は望月が担当しました)

   

アクセス

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住所

〒160-0022
東京都新宿区新宿1-4-10 アイデム本社ビル2F
TEL:03-3350-1211
FAX:03-3350-1240
東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅下車

アクセス良好

開館時間

開館時間 : 10:00~18:00
(最終日 : 10:00~15:00)
休館日 : 日曜日・祝日の一部(お問い合わせください)

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