<プロキオン・フォース>松井 直子 写真展

「あまねくみち」

2020/07/02 ~ 2020/07/08

【ご来館の皆さまへのご協力のお願い】

・発熱や咳の症状、体調不良のある方は、ご来館をご遠慮くださいますようお願いいたします。
・ご入館の際はマスクを着用をお願いいたします。
・手指消毒液を設置しておりますので、ご入館時は手指の消毒をお願いいたします。
・他のお客様との間隔を空けるようお願いいたします。
・大きな声での会話はご遠慮ください。
・混雑時は入館を制限させていただくことがございますのでご了承ください。(出展者を含め25名を限度とさせていただきます。)

アイデムフォトギャラリー「シリウス」では、創作意欲あふれる若手写真家(39歳以下を対象)に作品発表の場として当ギャラリーの写真展枠などを提供する支援プロジェクト「プロキオン・フォース」を開催しています。

今回、松井直子さんの写真展を支援・開催します。

写真展案内

春、1200キロに及ぶ四国八十八ヶ所を、14年ぶりに徒歩で一周した。

大学の夏休みを利用して四国巡礼をした際、ある僧侶から言われた言葉が忘れられなかったからだ。「ヘンロの遍の字は“あまね-く”と読む “遍く”は“全てに通じる”という意味だから、四国八十八ヶ所の遍路は全てに通じる道」

弘法大師空海の切り開いた道は、1200年を越えた今でも、数多の人を惹きつける。

古くは修行者をはじめ故郷を追われたり重い病を患い治癒を願うものが多く四国を巡礼した。

食料が尽き、険しい山中で息絶え、最後まで辿り着けなかった者も多かった。

遍路の装束として用いられている白衣は死装束長い杖は墓標代わりだったと言われている

また、巡礼中、“同業二人”という言葉を耳にする。

常に空海がそばにいて、お遍路さんをまもってくれるという意味だ。

遍路の杖には空海が宿ると言われ、何よりも大切に扱われる。

四国八十八ヶ所は世界的に見ても比類なき道だ。

阿波の発心、土佐の修行、伊予の菩薩、讃岐の涅槃。 “涅槃”とは吹き消すこと、つまり死を意味する。

たくさんの人に支えられて、空海とともに長く厳しい巡礼の全工程を終えると、過去の自分は死に絶え、新しく生まれ変わって、帰るべき場所へ戻っていく。

明日へと続く特別な道

今日もさまざまな思いを抱いた人びとが、祈りの輪を歩み進めていく。

撮影内容:四国八十八ヶ所を徒歩で一周しながら撮影。共に結願を目指す巡礼者や支えてくれる地元の人々、風景を白黒フィルムにおさめた

 (モノクロ 50枚)

作者略歴:1982年生まれ 千葉県出身

2005年 日本大学芸術学部写真学科卒業

2007年 JPS展 優秀賞 / 2019年 JPS展 入選

国内外を旅し、宗教や祭り、人々の暮らしに興味を持ち、撮影を行っている

アクセス

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住所

〒160-0022
東京都新宿区新宿1-4-10 アイデム本社ビル2F
TEL:03-3350-1211
FAX:03-3350-1240
東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅下車

アクセス良好

開館時間

開館時間 : 10:00~18:00
(最終日 : 10:00~15:00)
休館日 : 日曜日・祝日の一部(お問い合わせください)

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