隔月刊『風景写真』が主催している2つのフォトコンテスト(前田真三賞・『風景写真』誌上フォトコンテスト)の受賞作品展です。
「前田真三賞」は多くのプロ風景写真家を輩出してきた由緒ある写真賞です。第18回前田真三賞には、愛知県北東部から長野県南部に広がる、奥三河地方の豊かな自然と人の営みを十数年にわたって撮り続けてきた森上倍名(もりかみますな)さんが選ばれました。その受賞作品全30点を展示します。また今年度の『風景写真』誌上フォトコンテストにおいて最優秀作品賞を受賞した24作品も同時展示いたします。
[前田真三賞受賞作品「奥山河 望郷の景」作者コメントより]
かつて前田真三氏が写真集『奥三河』でまとめたこの地を、自分なりの視点で見つめ、その情景を撮影し始めてはや十数年が経ちました。その過程で、この地に暮らす人々の傍らには素晴らしい光景が日々展開されていることを知りました。豊かな自然が見せる情景と人々が大切に受け継いできた田畑や山林の風景との融合が醸し出す、だれの心にもある懐かしい故郷の風情を、30枚の写真で表現しました。(森上倍名)
[『風景写真』誌上フォトコンテスト 2014年度最優秀作品賞受賞者一覧]
稲葉直史、大津憲司、緒方桂子、小川和幸、春日忠夫、桑原正雄、佐藤孝也、末廣孝夫、宗我部成功、田中洋一、玉手恒弘、千葉福代、筒井由紀子、中村一郎、樋口一男、日比野幸一、日比野義孝(*年間グランプリ受賞)、福井昭次、本田雄一、雅 ヤマガタ、吉野浩司(五十音順、敬称略)