火車撮影家集団とは、写真家・小竹直人の呼びかけによって2006年に結成された、中国のSLを通じて知り合った仲間たちです。これまでに、都内各所のギャラリーで中国のSLをテーマにグループ展を4回開催してきました。毎回、これで最後だろうという思いで取り組んで参りました。それは、中国各地の路線で次々に蒸気機関車が淘汰され、活躍の場が限られてきたからです。 現在、遼寧省の阜新にある炭鉱路線や新疆ウイグル自治区の三道嶺の炭鉱路線、狭軌鉄道では、四川省の芭石鉄路で機関車の活躍が見られる程度にまで減少しました。そして、今回で5回目となる写真展では中国のSLはもちろん、日本、スーダン、エリトリア、ポーランド、ドイツ、タイ、インドネシア、北朝鮮など、世界の各地の鉄道沿線で撮影した作品50点を展示いたします。
参加者
小見修弘 小山哉 大森克己 織田優臣 鬼頭敏明 小竹直人 小西啓文 佐々木新
清水等 鈴木忠 當麻哲弥 田中晋 真島洋一 室井伊織 和田浩
略歴
小竹直人略歴 火車撮影家集団代表。1990年より中国のSLをライフワークとしている。新聞、週刊誌、写真雑誌などに写真記事を多数寄稿。近年は中朝国境の鉄道取材に取り組んでいる。主な著写真集に「中国最后的火車」彩流社刊、近著に「中朝国境写真紀行」マガジンハウス刊、などがある。 火車撮影家集団写真展歴 2006年・小川町オリンパスギャラリー【中国最后的火車】 2007年・銀座コダックフォトサロン【謝々火車】 2009年・銀座、札幌、福岡キヤノンギャラリー【再見、火車】 2012年・アイデムフォトギャラリー「シリウス」【火車、終煙】