アイデムフォトギャラリー「シリウス」では現在
並木すみ江 写真展「フクシマ」
期間:2021年5月13日(木)~19日(水)を開催しています。


東日本大震災から今年で10年。
並木さんは震災後1年が過ぎたころに福島、宮城、岩手の3県を訪ね、その頃から年に数回現地を訪れ撮影をしているそうです。
並べられた作品を見てみると、震災の爪痕が残る街の風景や、現地に集積された汚染土の様子が生々しくも淡々と写し取られており、緻密に計算し切り取った画面ではなく、その場所で感じたままにシャッターを切った印象をうけました。

集積された汚染土の袋が積み重なっている様子が日常風景のようになってしまっている現実。改めて復興がまだまだ進んでいないこと、そしてあの時から時間が止まってしまっている部分もある中、荒々しく打ち付ける波や、美しく咲く桜など、新たな生命の繋がりも生まれていることを写真から感じることができました。
まだまだ入れない場所の多い被災地。
車窓から撮ったものもあり、通常撮れないような写真も!
美しい銀塩プリントにもご注目を☆
また過去に出版した写真集も今回置いてますので、こちらも是非お手に取ってご覧ください。

※発熱のある方や、咳の出る方、体調不良のある方には
ご来館をご遠慮いただいておりますが、
定期的に換気などを実施しながら開館しております。
来館される皆様はマスク着用と入り口でのアルコール消毒や
人との距離をとってご鑑賞くださいますようご協力ご配慮お願いいたします。
しっかりコロナ対策を行い、みなさまのご来館お待ちしております。