写真展『ニッポン複雑紀行』

シリウスブログをご覧の皆さま、こんにちは
雪が降ったかと思えば、急に暖かくなったり、寒暖の差が激しいですね。



アイデムフォトギャラリー「シリウス」では
写真展『ニッポン複雑紀行』
期間:2020年1月30日(木)~2月5日(水)
始まりました。







ニッポン複雑紀行」は認定NPO法人 難民支援協会(JAR)が運営するウェブマガジン。
日本の移民文化・移民事情の発信をコンセプトに2017年から始まりました。

運営には難民支援協会広報部の方々のほか、外部よりライター・編集者の望月優大さんが編集長として参画されています。

記事の撮影を担当された写真家は、柴田大輔さん、鈴木雄介さん、田川基成さん、宮本直孝さんの4名。
写真展のキュレーションは田川基成さんが担当されました。



【左から難民支援協会 広報部の野津美由紀さんと写真家の田川基成さん】

初となる今回の写真展は2年強にわたる運営のひとまずの総決算なのだそう。

月1本の記事更新をめどに運営してきた「ニッポン複雑紀行」、写真も記事の中の大切な要素の一つとして、プロの写真家の方々に依頼してしてきました。

「ウェブ上で多くの反響をいただいており、記事の拡散にご協力くださる方々もたくさんいました。開始より2年が経過し、写真のストックが充分できたこともあり、リアルな場でのつながりを作りたいと開催にいたりました。
1本の記事が長いこともあり、使用する写真の枚数も多い。だからこそウェブマガジンにおいて記事だけではなく写真も大事な作品の一つなんです」

と教えてくださったのは難民支援協会 広報部の野津美由紀さん。





今回の写真展は、シリウスでは珍しい展示形式。
不規則なバランスで写真を組んでいて、キャプションも各写真に対する説明ではなく、言葉が不揃いに張られています。
キュレーションを担当した田川さんに、そのポイントを伺いました。

「写真自体は、ほぼすべての記事から使用しています。
今回はウェブマガジンということもあり、その特性を生かした写真展を考えると
写真をマットや額に入れて飾る形式ではない方が適していると思いました。
キャプションは情報としてではなく、言葉も主役としてみてもらえるよう、
記事の中から印象的なワードや強い言葉を選び、言葉の力を生かした展示にしています」

写真のセレクトは田川さんが担当されたそうですが、キャプションの文言についてはオンライン上でみんなで意見を出し合い決めたそうです。
何度も意見を出し合って、だいぶ時間をかけて決めたという話を伺って、
さすが、ウェブマガジン!言葉のもつパワーやこだわりが詰まっているな…と感じました。



【コーナーごとに記事の内容が分かるようになっています!】





【コミュニケーションスペースには資料もあります】

“ニッポンは複雑だ。複雑でいいし、複雑なほうがもっといい。”

「ニッポン複雑紀行」の企画コンセプトでもあるこの言葉の意味や多様な日本の現状を、
展示を通じて感じてほしいと野津さんは言います。

飾ってある写真の元記事がきになる方は、会場内壁面にあるパネルから二次元コードを読み込んでサイトへアクセスできます。

写真展会場奥のコミュニケーションスペースには、難民支援協会の活動や日本での難民受け入れ・認定状況などを知ることができるパネルを展示。
お持ち帰りいただける資料も置いてありますので、ぜひお手に取ってご覧ください。

皆様のお越しを心よりお待ちしています

平日、土曜日は10:00~18:00まで(最終日は15:00)
*日曜日休館

アクセス

Access

住所

〒160-0022
東京都新宿区新宿1-4-10 アイデム本社ビル2F
TEL:03-3350-1211
FAX:03-3350-1240
東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅下車

アクセス良好

開館時間

開館時間 : 10:00~18:00
(最終日 : 10:00~15:00)
休館日 : 日曜日・祝日の一部(お問い合わせください)

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