
12月に入り、街にはイルミネーションが目立つようになってきましたね。
もう今年があと数週間かと思うと、意味もなく焦りを感じてしまうのは私だけでしょうか…

さて、アイデムフォトギャラリー「シリウス」では
木下 修写真展
「風蝕の造形」-壁は崩壊の過程で姿を変え「美」に昇華する-
期 間: 2019年12月5日(木)~12月11日(水)
始まりました。

皆さんにとって、壁はどういうイメージでしょうか?
私たちの日常のすぐそばにある壁、でも意識を向けて見ることはあまり多くはないのではないでしょうか。
今回の写真展は、私たちの身の回りにある多くの建築物が持つ壁について、イメージを少し変えてくれるかもしれません。

【お話を聞かせてくださった木下修さん】
木下さんが今回のテーマを決めて撮り始めたのは3年ほど前。
以前から十数年にわたり街を撮影されていたそう。
街の持つ様々なランドスケープを中心として撮影されており、
今までも撮りためたテーマで発表を続けてきました。
「東京の流れゆく時間の断面を、写し撮りたいと思ったんです」と木下さん。
写真撮影では光の入りぐらいを大切にし、
もちろん若干の補正等はしますが、
ほとんど加工等をされていないそうです。
基本は35ミリで撮影されるのだそう。


写真展ではギャラリーの壁面ごとに、
色合い、光と影、テクスチャーなど「崩壊の過程の美」をまとめており、見るものに現代アートの絵画を見ているような感覚を与えます。
時間の経過が作り出した美しい壁を、ぜひお楽しみください

皆様の来館を、心よりお待ちしております。
平日、土曜日は10:00~18:00まで(最終日は15:00)
*日曜日休館