シリウスブログをご覧の皆さま、こんにちは!
アイデムフォトギャラリー「シリウス」では現在
隔月刊 『風景写真』主催「風景写真 Award 2010」
第16回前田真三賞および2010年度フォトコンテスト受賞作品展
期間:11月4日(木)~11月10日(水)
を開催中です。
「シリウス」で毎年恒例となっているこちらの写真展。
隔月刊の『風景写真』が主催する、風景写真の二大コンテストの受賞作品を展示しています。
今年も素晴らしい作品が集まり、大変なにぎわいを見せています!
なお、今年からギャラリートーク・表彰式の様子が「ユーストリーム」で
動画配信されますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
・表彰式:5日(金)17:00~
・ギャラリートーク:5日(金)14:00~、6日(土)14:00~
http://www.ustream.tv/channel/隔月刊-風景写真
(詳細はコチラ)
http://fukeinews.exblog.jp/15401270/
(左)『風景写真』編集長の石川さん、(右)第16回前田真三賞受賞者の松尾さん
■前田真三賞とは…■
一つのテーマに貫かれた30点の組写真によるハイレベルなコンペティションです。
2007年度からは、2年に渡って選考が行われる形式になっています。
風景写真界の巨匠・前田真三氏の名を冠しており、
プロ風景写真作家への登竜門とされる栄誉ある賞です。
■隔月刊 『風景写真』 誌上フォトコンテスト■
20年以上の歴史を持ち、風景写真の愛好家から絶大な支持を得ているコンテストです。
今年度からは、過去に卓越した成績をあげた方だけが参加できる
「ザ・マスターズ・フォトコンテスト」も加わりました。
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第16回前田真三賞を受賞されたのは、
奈良県の松尾清嗣(まつおきよつぐ)さん。
受賞作品「やまと里景色 活きづく情景」では、
やまとの里が春夏秋冬それぞれの季節に見せる、
魅力あふれる姿を存分楽しむことができます。
また、同時にどこか懐かしい気持ちも味わえる、素敵な作品です。
ちなみに、特に私の印象に残ったのはヤギを捉えた写真。
まるで絵本の一場面のようで、ほっこりとした気持ちになりました♪
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◆『風景写真』編集長 石川薫氏インタビュー◆
~今回の前田真三賞受賞作について~
受賞作決定の決め手となったのは、
松尾さんの作品の一点一点が魅力あふれるものだったからだそうです。
「やまと里景色 活きづく情景」は、
≪四季の変化≫という横軸のもと、様々な里の風景を楽しめる作品群。
30点もの組写真でありながら、飽きさせず、一つのテーマに沿った一体感もあり、
力強い展開を見ることができたとのことでした。
~審査について~
前田真三賞の審査にかかる期間は2年間!
実は、30点もの組写真をそろえるのはなかなか根気のいることなんだそうです。
それだけの作品を撮りためるには、最低でも3年かかるとのことでした。
だからこそ一つのテーマにじっくり取り組んでほしい、という想いから、
2007年より審査方式が変更されたのだそうです。
~初心者にもベテランにも風景写真を楽しんでもらうために~
「風景写真 Award 2010」では、前田真三賞受賞作のほか、
『風景写真』誌上フォトコンテストで高評価を得た数々の力作も展示されています。
コンテストでは、初心者向けの「エントリー部門」から、
熟練者にも目標を持ち続けてもらうために新たにスタートした「ザ・マスターズ・フォトコンテスト」まで、
様々な部門が設けられています。
どんな人にも風景写真を身近に楽しんでもらうことで、
日本の風景の美しさ、大切さに気付いてほしい
と、石川編集長は語ってくれました。
ちなみに、『風景写真』は雑誌でありながらまるで写真集のようなサイズ。
写真が迫力を持って掲載されるので、
コンテストに応募される方には励みになっているようです。
ご興味をお持ちの方は、ぜひお手にとりご覧になってみてくださいね!
変わりゆく日本の風景の美しさ・貴重さをあらためて感じることのできる今回の作品展。
皆様のご来場を心よりお待ちしています。
平日・土曜は10:00~18:00まで、日曜日は休館です。
(この記事は佐相が担当しました)