アイデムフォトギャラリー「シリウス」では
桐野伴秋写真展 桐野伴秋の世界 「セドナ:奇跡の大地へ」
期 間:2010年9月16日(木)~9月22日(水)
を開催しています。
今回の写真展は、現在パワースポットとして注目を浴びているセドナを始め、
地上で最も美しい場所と愛されているウェーブやアンテロープキャニオン等、
北アリゾナに広がる雄大な大地を、桐野氏独自の手法で描き撮った作品展です。
(桐野伴秋公式HP http://www.kirinotomoaki.com/)
高知県を拠点に活動を続ける桐野さん。
実は音楽家としてデビューされた後に、写真家として活動を始められたそう。
だからこそ、全ての始まりは音だったと言います。
セドナを訪れたのは2007年。フェニックスでの作品展がきっかけで観光で訪れたそうです。
その後1ヵ月ほどの滞在を2回繰り返したとか。
美しい作品の数々ですが、デジタル加工は行わず独自の手法撮影されています。
写真展のタイトルにもついているセドナは、現地の方々にとっては聖地。
桐野さんは、自然がみせてくれる美しい一瞬の表情を切り取っているといいます。
もちろんその場所に行くことは必要ですが、行く先々で自然が表情を見せてくれるのだと。
桐野さんのお話を伺っていると、全ての行動に感謝の気持ちを持っていることが伝わってきます。
撮影だけでなく、行動や言葉も。
その気持ちがあるからこそ、自然の素敵な表情が見れるのかもしれないと感じました。
■今は見ることのできない滝の写真
作品展の中でも、数点大きく展示された写真があります。
どの写真ももちろん素晴らしく、思わず作品の前で時間を忘れてしまうことたびたび・・・
そんな写真のひとつに、滝の写真があります。
その滝は、グランドキャニオンの南端に位置するハバスーパイ村にあり、
砂漠のような険しい岩道を下って数時間かけて到着したそう。
勢いよく流れ落ちる4つの水流、雨が続いていため通常では見られないような水量で滝が流れており、
美しく流れる滝をカメラに収めることができたそうです。
しかし、その村は桐野氏が写真を撮影し帰国後10日ばかり後に
大洪水で崩壊。2008年に撮影されたそうですが、未だ復興に至っていないとか。
今は見ることのできない滝の、奇跡的なタイミングで撮影した美しい1枚です。
素晴しい作品の数々、新宿御苑の地で
日常から離れた素晴しい写真と空間をぜひ楽しんでください。
今回の写真展の作品は、講談社から出版されている写真集
「セドナ:奇跡の大地へ」でもご覧いただけます。
会場でも販売しておりますので、そちらもぜひご覧ください!
明日、土曜にはギャラリートークも開催されます。
14:00~と15:00~の2回開催されます。
桐野さんが東京でギャラリートークをされるのは初めてとの事。
貴重な機会、多くの方のご来場をお待ちしています。
平日・土曜は10:00~18:00まで、日曜日は休館です。
皆様のご来場を心よりお待ちしています。
(この記事は望月が担当しました)