アイデムフォトギャラリー「シリウス」では
市村陽二 写真展 「旅に出て PARTⅩⅨ 自然の装い」
期 間:2010年8月16日(月)~8月25日(水)
を開催しています。
「旅に出て PARTⅩⅨ 自然の装い」はタイトルの通り、旅を重ねた市村さんが、
旅先でであった素晴しい風景を撮影した作品、約50点が展示されています。
残暑厳しい毎日ですが、アイデムフォトギャラリー「シリウス」にて
春夏秋冬様々な表情をみせる美しい風景を楽しみながら、
涼しいひと時をお過ごしください!
アイデムフォトギャラリー「シリウス」で市村さんが個展を開催されるのは、なんと5回目!
その他、写真団体「幹の会」の創立者・代表としても活躍されており、
グループ展も含めると、幾度となくシリウスで写真展を開催してます。
写真を始められたのは昭和12~13年の頃、戦時中も写真を撮り続けていたという市村さんの写真歴は、70年以上に及びます。写真と旅についてお話を伺いました。
<市村陽二さん、撮影地や季節など、色々なお話を伺いました!>
現在は風景写真を撮影されている市村さんですが、
昔はスナップ写真や人物写真なども撮られていたそうです。
風景写真から始め、やはり風景写真に戻ってきたとのこと。
風景は似たものはあっても、刻々と変化しているから二度と同じものは撮れないと市村さんは言います。
撮影される地域は、東京より北の地域が多く、今回も八甲田山系や摩周湖など北東北や道東の風景を中心に北関東も含めた写真が展示されています。
長い写真経験の中で、カメラを持つ人にはそれぞれフィーリングが合う地域が分ってくるのだそう。
市村さんには、東京より北がしっくりくるとのこと。
以前は月に2回、約1週間ほど撮影の旅に行かれていたそうですが、
旅に出ても殆ど写真を撮ることなく帰路につくこともあるのだとか。
フイルム1本の内現像後は約半分の写真を捨ててしまい、
更にその内残るのは1枚程度だといいます。
作品の中には、表情の違う美しい摩周湖の写真が。
長年摩周湖に通っているそうで、年に5~6回行っていたことも。
北海道は車で回られるそうですが、1日に300キロ近く走ることもあるとか!
「人と同じように、風景も一期一会なんです」と話す市村さんに、
長年の撮影経験に裏打ちされた言葉の重みが感じられました。
春夏秋冬の風景や花など、美しい写真の下にはキャプションとして撮影地名が書かれています。
写真をご覧になりながら、ぜひ旅心地を味わってください!
平日・土曜は10:00~18:00まで、日曜日は休館です。
皆様のご来場を心よりお待ちしています。
(この記事は望月が担当しました)