三井昌志 写真展 「この星のはたらきもの」

アイデムフォトギャラリー「シリウス」では、昨日より

三井昌志 写真展 「この星のはたらきもの」
期間:8月26日(木)~9月1日(水)

を開催しています!

展示されているのは、
旅写真家・三井昌志さんがアジア諸国や日本各地を旅する中で出会った
さまざまな人のいきいきと“はたらく”姿
どの写真に写る人も瞳がキラキラと輝き、
溢れんばかりのエネルギーを感じさせてくれます。

今回は、三井さんに撮影時のエピソードや現在敢行中のリキシャの旅(※下記参照)
についてお話をうかがいました!

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約10年に渡り、バングラデシュ・カンボジア・インドなどで旅を続けてきた三井さん。
出会った人の分だけ思い出もあるようです。

■はじめての海外旅行でアジアの魅力にくぎづけに■

1年のうち、約5ヶ月は海外で過ごしているという三井さん。
現在の旅写真家としての生活を始めたきっかけは、
はじめての海外旅行でアジアを訪れたことだそうです。
すぐにその魅力にとりつかれ、時間的な余裕もあったことから、
そのまま10ヶ月も滞在してしまったのだとか!
最初は旅の思い出を残すために写真を撮っていましたが、
気がついたら人にカメラを向けることが多くなっていたそうです。

「写真を撮ることで現地の人とのコミュニケーションにもなるし、
何より人の姿を撮ることは面白い!」

と語ってくれました。

■ありふれた光景の美しい瞬間を残したい■

今回の写真展のテーマは、各地に生きる“はたらきもの”たち
色鮮やかな服を身にまとい、海辺で漁網を引く女性たち
重そうなレンガを上手に頭にのせて運ぶ男性、、、などなど。
さまざまな人、さまざまな仕事を見ることができます。

そもそも、“はたらきもの”に目を向けた理由は何だったのでしょうか?

最初は、特に人のはたらく姿を意識していたわけではなかったという三井さん。
さまざまな対象を被写体に選んでいたそうです。
しかし、どんな場所に行っても目にしたのは人がはたらいている姿でした。
あまりにもありふれているので見落とされがちな光景ですが、
そんな中にこそ美しい瞬間があることに気づいたのだとか。
実際に、展示されている写真では数々の美しい瞬間をご覧いただけます。

特に、精米所で古い機械に囲まれてはたらく女性の姿は、
足先が伸びてまるでポーズを決めているかのような美しさ。
お越しになった方は、どの写真かぜひ探してみてくださいね♪

■リキシャの旅でわかった『日本』という国■

現在、リキシャ(三輪自転車タクシー。日本の人力車がもとになっており、
アジア各国では現在でもメジャーな移動手段です。)で日本を一周する旅を敢行している三井さん。
リキシャの華やかなヴィジュアルは、多くの人とのコミュニケーションのきっかけになったそう。
今回の旅で出会った人々の姿も、写真展で見ることができます。

ちなみに、道中ではたくさんの方が応援をしてくれたらしく、
とりたての大根、栄養ドリンク、巨大なみかん(in愛媛)、おにぎり、食パン(!)など、
バラエティ豊かな品々を差し入れでもらったのだとか。
(特に四国では、お遍路の文化があるためか、
地域全体で旅人をサポートしてくれる体制が驚くほど万全だったそうです。)

これまであまり訪れたことのない日本各地に足を運んだことで、
新たな発見もあったようです。

それは、日本がいかに広くて多様な国かということ。
地域によって言葉や生活に違いがある日本。
各地でさまざまな人と触れ合ったことで、
これまで知らなかった日本の姿を見ることができたそうです。

また、日本を改めて知った中で見えた、アジアの他の国々との違いもありました。
例えば、日本で農業や漁業に携わっているのは、大半が年配の人でした。
一方でバングラデシュでは、若い人が多く、国全体に若さが溢れています。
あまりにもはたらき手になる人が多いので、
機械を使うよりも人の力を使った方が安く済むそうです。
どちらの国も、今後どのように姿を変えていくのでしょうか。

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写真展の様子。

アジアの若者から日本のお年寄りまで、
一人ひとりが“輝く”=“はたらく”姿に元気を分けてもらえる、
そして少し考えさせられる写真展「この星のはたらきもの」
ご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にご来場ください!

(この記事は佐相が担当しました)

アクセス

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住所

〒160-0022
東京都新宿区新宿1-4-10 アイデム本社ビル2F
TEL:03-3350-1211
FAX:03-3350-1240
東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅下車

アクセス良好

開館時間

開館時間 : 10:00~18:00
(最終日 : 10:00~15:00)
休館日 : 日曜日・祝日の一部(お問い合わせください)

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