シリウスブログをご覧の皆さま、こんにちは!
現在、アイデムフォトギャラリー「シリウス」では
杉山次郎太写真展 Czesc Polska ! 『ポーランドは滅びず』
を開催中です。
今回は、杉山さんにうかがった撮影時のエピソードや写真へのこだわりを
ご紹介します。
上の写真の少年、何だかとても楽しそうですよね。
実はこの写真、昼間でも危険といわれるスラム街『プラガ地区』で
撮影されたものだそうです。
この少年は子どもギャングの一人で、
なんと杉山さんに向けて石を投げてきたとか!
そんな強烈なエピソードを持つこちらの写真、
ポスターや告知ハガキでも使われているのでぜひチェックしてみてくださいね。
★美しいプリントも見どころ
展示されている写真はすべてモノクロ。
写っている人々や街並みだけでなく、その美しいプリントも見どころの一つです。
杉山さんがプリントにあたり特にこだわったのは、
<黒のしまり>と<ハイライトの出し方>とのこと。
ラボテイクの金子さんにアドバイスを受けながら、
三年間かけてプリントをしたそうです。
写真展で並べて展示をするものなので、全体の統一感も意識し、
何度も焼き直しをしたとのことでした。
また、黒に深みを与えるため、バウハウスの小瀧さんに勧められたセレン調色をかける処理を行うなど、
工夫を重ねられたそうです。
「この写真展は色々な方の協力のたまものです」
と、杉山さんはおっしゃっていました。
たくさんの想いとこだわりがつまった作品たち。
6月23日(水)15時まで展示しておりますので、
ぜひ皆さまもご覧いただければと思います。
ちなみに、杉山さんに次に撮影に行ってみたい場所をうかがったところ、
「ヨーロッパとアジアが融合しているような場所」
とのことでした。
また、国内でもお気に入りの場所があるそうです。
次はどのような人や土地が見られるのでしょうか。
杉山さんの今後の作品も楽しみですね!
(この記事は佐相が担当しました)