中村博彦 写真展「清里散歩 『窓が映す風景』」

シリウスブログをご覧の皆さまこんにちは!
現在シリウスでは以下の展示を開催中です。

中村博彦 写真展「清里散歩 『窓が映す風景』」
期間:2024年8月29日(木)~9月4日(水)



かつて避暑地として栄えた山梨県の清里高原の清里駅周辺。
1980年代には高原の原宿と呼ばれ、アンノン族(1970年代に創刊された若い女性向けの雑誌「an・an(アンアン)」と、「non-no」(ノンノ)に由来)が闊歩したとしても有名な街ではありますが、1990年代初頭のバブル崩壊後にはそのブームも徐々に沈静化。賑わっていた駅周辺も空き店舗が増え街全体が廃れていってしまいました。



今回はそんな清里駅周辺の様子を捉えた写真を展示しています。
展示者の中村博彦さんは1980年代の清里駅周辺が賑わってきたころ以来久しぶりに清里を訪れ、その変貌ぶりにびっくりしたそう。賑わっていたころを知っているからこそ廃れた清里の姿にショックを覚えつつも、これは撮っておきたいなぁと思い撮影を始めたそうです。



封鎖された建物や割れたガラス、手入れする人がいなくなり雑草だらけになっている植え込み、外された看板の跡などバブル期の賑わいとは打って変わって少し不気味なゴーストタウンとなってしまった街ですが、実際に展示されている写真に写っているオブジェや建造物が今はもう塗装しなおされたり、撤去されたり。また街にもデザイナーが入ってきたりと変化を続けているそうです。



近年の80年代ブームもあり徐々に賑わいを取り戻しつつあるという清里駅周辺。バブル期に建てられたオブジェ等もいつかは風化し綺麗な街並みに変化するかもしれませんね。今回の展示は80年代の記録ともいえるのではないでしょうか。





ちなみに清里には清里フォトアートミュージアム(通称KMOPA)があります。清里へ行く予定の方はぜひ行ってみてくださいね。現在ロバートフランクの展示が開催中です。
K*MoPA|清里フォトアートミュージアム | 清里フォトアートミュージアム(K*MoPA)は、清里高原の澄んだ大気と深い緑に包まれた写真美術館です。 (kmopa.com)

週末は全国的に台風の影響がすごそうなので、ご来館予定の方はどうぞ足元お気をつけて。交通機関の運行状況もご確認くださいませ。

アクセス

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住所

〒160-0022
東京都新宿区新宿1-4-10 アイデム本社ビル2F
TEL:03-3350-1211
FAX:03-3350-1240
東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅下車

アクセス良好

開館時間

開館時間 : 10:00~18:00
(最終日 : 10:00~15:00)
休館日 : 日曜日・祝日の一部(お問い合わせください)

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