野田雅也写真展「造船記 Chronicle of a Shipbuilder」

シリウスブログをご覧の皆さま、こんにちは!
昨日は黄砂がすごかったですね!風も強かったので色んなものが飛ばされてしまったかもしれませんが、皆さまご無事ですか?
今日は少し風も落ち着いて穏やかな日和。
新生活が始まって2週間近く、少し疲れが出てきた方も多いのでは?
そんな時は写真展を見ながら心を落ち着かせてみても良いかもしれませんね。

さてそんなシリウスでは以下の展示を開催中です。
野田 雅也 写真展「造船記 Chronicle of a Shipbuilder」
期間:2023年4月13日(木)~4月19日(水)

展示者の野田さんは福岡県ご出身の写真家兼映画監督。
バックパッカーとして 世界を放浪し、写真を始めたそうです。



今回は東日本大震災で甚大な被害を受けた町のひとつ、大槌町にある造船所の人々を震災直後から取材し続けた記録を展示しています。
シリウスでも東日本大震災に関する展示をこれまで行ってまいりましたが、「造船所」にフォーカスを当てた展示はこれまで行っていませんでした。
今回の展示で海と共に生き、海を生業にしてきた人々の姿、その思いを感じる貴重な機会となっています。



会場の受付には溶接の時に使うマスクと手袋が展示してあります。
これは実際に造船所で職人が使用しているもので、今回お借りしてきたそうです。
長年使ってきたであろうマスクは使い込まれ、これまで色々な船を修復してきたのであろうことが想像できます。



被災後の海には流された船や家の瓦礫が海底に沈み、ボランティアのダイバーたちが少しずつ少しずつその瓦礫たちを撤去していったのだとか。
会場にも実際に引き上げられた船の姿を捉えた写真が展示してありますが、本当にこんな大きな船が波に飲み込まれてしまうのだろうか、と信じられない気持ちになります。


復興なんて考えられない‥‥と全てを諦めてしまいそうになりますが、被災地の人々は前に進むしかない、「やんねばなんねぇ」という気持ちで一歩一歩今に至るまで進んできたのだと思います。海を支える人々の被災から復興までの歩みをしっかり見ていただきたいです。

また会場では被災地の人々の声をBGMとして流しております。
作品を見ながら耳をすませて聞いてみてくださいね。

そして各ウェブサイトでも記事が掲載されています。
こちらにも詳しいインタビューが掲載されているので、是非ご覧ください。
AERA dot.=https://dot.asahi.com/dot/2023040700018.html?page=1
デジカメwatch= https://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/exhibition/1491977.html
朝日新聞デジタルhttps://www.asahi.com/articles/ASR37772XR34ULUC005.html?iref=pc_ss_date_article



写真集も会場にて販売中。こちらも是非お手に取ってご覧ください。

皆さまのご来館お待ちしております。
平日、土曜日は10:00~18:00まで(最終日は15:00)
*日曜日休館

シリウスではアルコール消毒を入口に設置しておりますので、自由のお使いください。
会場内の人数多くなった際には換気等をお願いする場合がございますので、
ご協力よろしくお願いいたします。

アクセス

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住所

〒160-0022
東京都新宿区新宿1-4-10 アイデム本社ビル2F
TEL:03-3350-1211
FAX:03-3350-1240
東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅下車

アクセス良好

開館時間

開館時間 : 10:00~18:00
(最終日 : 10:00~15:00)
休館日 : 日曜日・祝日の一部(お問い合わせください)

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