だんだん暖かくなってきましたね!
季節の変わり目で体調を崩しがちなので、体調管理気をつけてくださいね。
さて、現在シリウスでは以下の展示を開催しております。
三村博史写真展「I am 舞踏派 Vol.4」
期間:2019年2月28日(木)~3月6日(水)

1960年代に前衛芸術として生まれた暗黒舞踏は従来の舞踏やダンスの概念にとらわれない独自の表現として注目され、その代表的な存在である「白虎社」出身の舞踏家、今貂子氏や、独自性を探求し、常に新しいスタイルを目指しているコンテンポラリーダンサーたちの肉体表現が前面に出た写真となっています。
展示者の三村さんは暗黒舞踏の写真を撮影し始めて15年。
三村さんがこのダンスの世界に入ったきっかけは舞踏家の今貂子氏と出会ったこと。
最初はある催しで踊っていた今貂子氏をその時持っていたカメラで撮り始めたそうです。
そのことがきっかけで、今貂子氏の踊りを撮り続け、また今貂子氏を中心にコンテンポラリーダンサーを撮影し、現在に至っているそうです。

シリウススタッフ、あまり「暗黒舞踏」に詳しくなかったので、いくつか気になる点を質問させていただきました。
Q.「暗黒舞踏」で検索すると、全身白塗りの役者たちがいっぱい出てきますが、この白は何か意味があるのでしょうか?
A.白は「全てをさらけだす」という意味で、逆に金は「隠す」という意味があります。白くするのが暗黒舞踏では伝統的な方式のようです。今貂子さんはこの作品の中でも忠実に守ってやっている方の人です。展示されている作品は白塗りの演者の他に、様々な衣装でコンテンポラリーダンスをする縁者もいます。
Q.普段どういったところで公演しているんでしょうか?
A.普通の舞台もありますし、家みたいなところでもあります。かなり昔は道端でもやっていたようですけど、今はなかなか・・・(苦笑)でも、大きな舞台ではなく、定員10数人のような小さなところでやる方が、演者とお客さんの距離が近く、一体となって踊ることができるようです。大きいところだと、どうしても“踊っているだけ”になってしまいますから。
Q.演者の方々は写真撮られるの嫌じゃないんですか?踊りに集中できないとか。
A.むしろ撮ってほしいという方が多いです。記録写真を撮る人がいないので、とってあげると喜ぶんです。

初めて知った「暗黒舞踏」や「コンテンポラリーダンス」の世界。
とても興味深いお話を伺うことができました。
写真を見ていても、演者の鍛え上げられた筋肉の動きや、表情に息を呑んでしまいそうになります。
実際の公演を見たら圧倒されそうですね!
東京でも公演されているところがいくつかあるそうなので、興味のある方は是非行ってみてはいかがでしょうか(^^)
もちろんシリウスにもお越しくださいね★


今回ポストカードと過去の作品集。そして特注の額入りの作品も販売しております。
ぜひお手にとってご覧ください。
皆さまのご来館、お待ちしております。