
2015年は戦後70年の節目に当たる年です。戦後70年の企画として児童書写真集『平和を考える 戦争遺産図鑑』(岩崎書店刊)を出版しました。
失われていく戦争の記憶を、『物言わぬ証言者』といわれる戦争遺産を通して戦争を知り、平和を希求するために考えようという趣旨のもとで小学校高学年から若い世代を対象に刊行されました。
私自身にとっても1995年からはじめたライフワーク「日本の戦争」が20年目を迎える記念すべき年になります。
この20年間に撮った将来に残すべき国内外の戦争遺産の写真を展示します。児童・生徒・学生の皆さんはもとより、戦争を知らない世代の多くの方々に戦跡写真を見ていただき戦争の悲惨さや愚かさ、平和の尊さを考えるきっかけにしていただきたいと思います。
戦後70年は、戦争の記憶を語り継ぐために良い機会になります。広く周知させるためにもご協力よろしくお願いいたします。
(カラー&モノクロ 約45枚)
安島太佳由 (やすじま たかよし) 略歴
1959年 福岡生まれ 1981年 大阪芸術大学写真学科卒 1995年 「日本の戦争」をテーマに国内外の戦跡を撮影開始 2010年 「若い世代に語り継ぐ戦争の記憶」プロジェクト開始 戦跡関連の個展15回開催、写真集・著書13冊刊行