写真展案内
若い頃に見た映像で、私は水の惑星であるこの地球の美しさに、そしてそこに生かされている事の奇跡にとても感動しました。しかし残念ながら海洋汚染は加速し、自然環境は悪化するという悲しい現実があります。海に注ぐ川があり、その源流に森があり、そこに生まれる霧からの一滴の雫が樹々を育くみ、光を浴びて、森は豊かに成長します。森に生きる動物や鳥、昆虫たちの共生をイメージし、里山の生き物たちも一緒に水の豊かな森を表現致しました。カメラを通して樹や花、命あるものと向き合う中で愛おしさが募り、慈しみの光に包まれている事に感謝の気持ちが溢れます。
自然破壊が進む現実がある反面、今ある豊かな存在にも目を向け、大切に守り、愛しみ続けたいと思います。
（展示作品 カラー 34点）
＜萱原(かやはら)裕子(ゆうこ)略歴＞
2001年‐2002年 日本写真芸術専門学校 専科
2002年 2月～現在 『書統』（月刊誌）表紙担当 265点
2003年‐2009年 「こもれび」会
2010年 1月～ 小川勝久先生 麻布教室
2011年 3月～ 日本写真会
2012年 8月 東京セントラル美術館 書との併設展『四季の花12ヶ月』12点
2013年 3月 東京オリンパスギャラリー個展 『四季彩』32点
2021年 8月 東京芸術劇場ギャラリー 書との併設展 『四季彩Ⅱ』18点
