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写真展案内
想い起こすと私の初めての氷の記憶は3、4歳の頃です。雪の降った次の日、近所の藁屋根の家で見た軒先のツララでした。雪解けの雫がツララの表面をキラキラとすべりながら光るその輝きは、今でも鮮明に脳裏に残っています。氷を写す原点はここにある様に思われます。氷を写し始めて20年位になります。最初は近所の田や小さな沢で写していたのですが、立体的な氷を求めて花園渓谷へ通うようになりました。花園の魅力は氷の透明度と岩や苔とのバリエイションの豊富さです。滝あり沢あり急流ありです。V字谷の最下流へ早朝の暗いうちに降りて行き太陽が昇る前から写し始め、光が入ってからは谷をゆっくりとトレースし何か響いて来るものを写しながら上って行きます。殆ど宝探しです。
昼頃に車に戻り昼食を食べながら、午前中の状態から午後写す氷を決め夕方の撮影限界まで続けます。夕方の濃厚なブルーに輝く氷は何度写しても虜にされます。空振りも幾度も有りましたが、この繰り返しの結果が今回の作品です。今後も体力の続く限り行きたいと思いますが、最近の気象を見ていると末永く続けられるか不安を覚えます。2020年の1、2月は他の沢も殆んど凍らず花園神社駐車場より上へは2020年秋の大雨で道路も通行止めで現在もその状態です。