
人生とは“さまよい”そのもの。
知らない街を歩き、道に迷い、迷った路地で被写体と出会いシャッターを押して記録する。その繰り返しの集積が写真という群れを作る。
うまくいかない事が当たり前。あっちからこっちから、次から次へとやってくる難題、難問を放り投げ、追い払っていくうちに自分の生き方が決まり始める。悲壮なゴールキーパーである写真家たち。
撮りたいものを撮るのではなく自分が撮れるものを撮り続ける。そこに自分を見出していく。常に自分には何が撮れるかの問いかけが続く。
被写体の本質を捉えるには、自分自身を無にして向かう事だと分かっているけれども、生きた人間の行為であるから自分を完全な無にする事は出来ない。
記録に徹しているつもりでもその人のパーソナリティが写真に表れてしまう。
そんな写真として完全でない部分が人それぞれの写真の特性だと思う。
“さまよい”は続く。
終わりの見えない“さまよい”に喜びを感じながら撮った写真です。
タイトルを「彷 徨」としてご紹介させていただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
知らない街を歩き、道に迷い、迷った路地で被写体と出会いシャッターを押して記録する。その繰り返しの集積が写真という群れを作る。
うまくいかない事が当たり前。あっちからこっちから、次から次へとやってくる難題、難問を放り投げ、追い払っていくうちに自分の生き方が決まり始める。悲壮なゴールキーパーである写真家たち。
撮りたいものを撮るのではなく自分が撮れるものを撮り続ける。そこに自分を見出していく。常に自分には何が撮れるかの問いかけが続く。
被写体の本質を捉えるには、自分自身を無にして向かう事だと分かっているけれども、生きた人間の行為であるから自分を完全な無にする事は出来ない。
記録に徹しているつもりでもその人のパーソナリティが写真に表れてしまう。
そんな写真として完全でない部分が人それぞれの写真の特性だと思う。
“さまよい”は続く。
終わりの見えない“さまよい”に喜びを感じながら撮った写真です。
タイトルを「彷 徨」としてご紹介させていただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
(展示枚数:モノクロ 45点)