富山 優 写真展

「陰翳徘徊」

2021/03/18 ~ 2021/03/24

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写真展案内

私が美術大学のデザイン学部を卒業した1968年は日本中の文化が破壊と創造のはざまにあるような時代でした。造形がまだ自分の手の内にあることを信じていい時代でもあったように思い生きてきました。

表現としての写真に興味関心を持ち、「もう間に合わないかもしれない。」と「まだ間に合うだろう。」という二つの交錯した思いの中でそれまでの仕事に区切りをつけたのは63歳になった時、写真を選んでから早くも13年が過ぎました。

今思うと、「まだ間に合うのか」というのは私の内に「表現への欲求」があるならば、それが奈辺にあるかという自身への問いかけに対峙することを持続出来る気力体力があるか、結果として「自分の写真」を獲得できるか、と言う事であったように思います。

写し撮ろうとする情況と私の間に存在する沈黙や陰翳までをも表現したい、そう思っています。

モノクロ写真が持つ懐の深さのようなものに惹かれた2008年から2018年までの写真の中から54枚を抜粋し今回の写真展「陰翳徘徊」としてまとめました。日常を徘徊するかの如く撮影対象との遭遇を求めて撮り歩いた私小説的なものになったと思います。

一つの言葉で括れるものがありそれを挿話として抜き出し、54枚の写真を主題と五つの挿話で構成しました。

テーマをはっきりと持って撮影した1950年代北米のマザーロード「ルート66」、オバマ大統領によって国交回復した後の「キューバ」など海外の写真には今回触れませんでした。機会あれば発表したいと思っています。

(出展枚数 モノクロ54枚)



撮影機材  RICOH GR(デジタル) CANON EOS 7D

出力プリンター EPSON PX-5V

プリント用紙 EPSON Ultra Smooth Fine Art Paper

 

<富山 優 略歴>

1944年 (昭和19年)旧満州国奉天市に生まれる。

1968年  武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科卒業

1997年  (株)本田技術研究所開発受託会社NEXT設立

2007年  NEXTの活動停止。写真を撮り始める。



アクセス

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住所

〒160-0022
東京都新宿区新宿1-4-10 アイデム本社ビル2F
TEL:03-3350-1211
FAX:03-3350-1240
東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅下車

アクセス良好

開館時間

開館時間 : 10:00~18:00
(最終日 : 10:00~15:00)
休館日 : 日曜日・祝日の一部(お問い合わせください)

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