
広島・長崎の原爆を捉えたフィルムからプリントした写真を展示、写真原板の保存意義と原爆写真による被爆の記録継承をテーマとした写真展。
今回、これまで収集してきた写真原板の利活用の一環として、原爆が投下されて 80 年の節目に、写真原板の保存意義と原爆写真による被爆の記録継承をテーマとした写真展を開催します。日本写真保存センターの活動や、写真原板を保存・活用することの重要性を伝えるとともに、日本写真保存センターで保管・管理している約37万点の写真原板のうち原爆関連写真約 300 点からセレクトし、山端庸介氏、林重男氏、松重美人氏、岸田貢宜氏、深田敏夫氏、吉田潤氏の作品約 50 点を展示します。
写真原板から作製したプリントの他に、撮影者の足跡をたどることのできるコンタクトプリントや、横方向に連続して撮影された原板から作製したパノラマ写真等を展示して、原板が適切に保存されている事によって知ることができる当時の記録をご覧ください。特に、山端庸介氏が長崎に原爆が投下された翌日 1945 年 8 月 10 日に撮影した約 100 コマの写真については、フィルムのカブリや汚損なども含めてそのままの状態でのコンタクトプリントをご覧いただけます。
日本写真保存センターの活動により、写真原板を後世に伝えることが歴史伝承の重要な手段であること、原板保存の大切さを考えて頂くきっかけになればと願っております。
歴史的・文化的価値のある我が国の貴重な文化関係資料のうち、写真フィルム分野が散逸・消失することのないよう、アーカイブの構築に向けた資料の保存及び活用を図るための望ましい仕組みの在り方について調査研究を行っています。写真フィルムについての目録の作成や、目録及び資料のデジタル化、目録や資料の公開に係る課題と具体的方策の調査研究、さらには収集した写真フィルムの利活用方法の検討などを行っています。
※8/7(木)~8/13(水)は夏季休館
写真展案内
日本写真保存センターでは、文化庁委託事業「文化関係資料のアーカイブの構築に関する調査研究」として、文化財や建物・風景、暮らしや日常、地域文化など貴重な映像が記録された写真原板(写真フィルム)の収集・保存・利活用等に関する調査研究を行ってきました。今回、これまで収集してきた写真原板の利活用の一環として、原爆が投下されて 80 年の節目に、写真原板の保存意義と原爆写真による被爆の記録継承をテーマとした写真展を開催します。日本写真保存センターの活動や、写真原板を保存・活用することの重要性を伝えるとともに、日本写真保存センターで保管・管理している約37万点の写真原板のうち原爆関連写真約 300 点からセレクトし、山端庸介氏、林重男氏、松重美人氏、岸田貢宜氏、深田敏夫氏、吉田潤氏の作品約 50 点を展示します。
写真原板から作製したプリントの他に、撮影者の足跡をたどることのできるコンタクトプリントや、横方向に連続して撮影された原板から作製したパノラマ写真等を展示して、原板が適切に保存されている事によって知ることができる当時の記録をご覧ください。特に、山端庸介氏が長崎に原爆が投下された翌日 1945 年 8 月 10 日に撮影した約 100 コマの写真については、フィルムのカブリや汚損なども含めてそのままの状態でのコンタクトプリントをご覧いただけます。
日本写真保存センターの活動により、写真原板を後世に伝えることが歴史伝承の重要な手段であること、原板保存の大切さを考えて頂くきっかけになればと願っております。
(モ ノ ク ロ 約 50 点)
【参考:令和7年度文化関係資料のアーカイブの構築に関する調査研究(文化庁委託事業)の趣旨・事業概要】
歴史的・文化的価値のある我が国の貴重な文化関係資料のうち、写真フィルム分野が散逸・消失することのないよう、アーカイブの構築に向けた資料の保存及び活用を図るための望ましい仕組みの在り方について調査研究を行っています。写真フィルムについての目録の作成や、目録及び資料のデジタル化、目録や資料の公開に係る課題と具体的方策の調査研究、さらには収集した写真フィルムの利活用方法の検討などを行っています。
※8/7(木)~8/13(水)は夏季休館