八重樫信之 写真展

「これまでは、今日のために-ハンセン病23年の記録-」

2020/11/12 ~ 2020/11/18

【ご来館の皆さまへのご協力のお願い】

・発熱や咳の症状、体調不良のある方は、ご来館をご遠慮くださいますようお願いいたします。
・ご入館の際はマスクを着用をお願いいたします。
・手指消毒液を設置しておりますので、ご入館時は手指の消毒をお願いいたします。
・他のお客様との間隔を空けるようお願いいたします。
・大きな声での会話はご遠慮ください。
・混雑時は入館を制限させていただくことがございますのでご了承ください。(出展者を含め25名を限度とさせていただきます。)

写真展案内

らい予防法が廃止された1996年から、ハンセン病をテーマに撮影してきました。この間、らい予防法違憲国賠訴訟(2001年)、韓国・ソロクト、台湾・楽生院訴訟(2005年)、多磨全生園医療過誤訴訟(2005年)、ハンセン病家族訴訟(2019年)に関わりました。撮影や支援活動をしながら、日本全国にある療養所、インド、ネパール、韓国、台湾、アメリカ・ルイジアナ州カービル療養所を訪ねた23年間は、日本のハンセン病の歴史が大きく変わる時代でした。

どの地にも共通しているのは、当事者は、ただ病気になっただけなのに、理不尽な差別を受け、名前、故郷、家族、仕事を失い、自分の存在さえも消して生きざるをえない過酷な人生を送ってきたことです。

自分を隠して生きる人たちが、なぜ、敢えて写真を撮らせたのか? 顔と名前を公表して社会に一歩踏み出し、自分の生きた証を残したかったからではないか? この勇気が国賠訴訟を牽引する力になりました。

国賠訴訟では原告が勝訴し、国は誤った政策を認め、謝罪しました。今日のために闘った人たちのこれまでを見て頂きたいと思います。

(出展枚数 カラー27枚、モノクロ13枚)



八重樫 信之略歴

1943年 中国長春生まれ

1969年 朝日新聞社・写真部入社

2000年 アエラ・フォトディレクター

2003年 定年退職し、フリーに。日本写真家協会会員

2004年  東京都写真美術館「ドキュメンタリーフォトのいま」に参加。その後、韓国(2007年)、台湾(2007年)をはじめ、国内各地で写真展開催

写真集 絆—らい予防法の傷痕—日本・韓国・台湾—(2006年人間と歴史社刊)

輝いて生きるーらい予防法廃止から10年—(2011年合同出版社刊)

アクセス

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住所

〒160-0022
東京都新宿区新宿1-4-10 アイデム本社ビル2F
TEL:03-3350-1211
FAX:03-3350-1240
東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅下車

アクセス良好

開館時間

開館時間 : 10:00~18:00
(最終日 : 10:00~15:00)
休館日 : 日曜日・祝日の一部(お問い合わせください)

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