
アイデムフォトギャラリー「シリウス」では、創作意欲あふれる若手写真家(39歳以下を対象)に作品発表の場として当ギャラリーの写真展枠などを提供する支援プロジェクト「プロキオン・フォース」を開催しています。
今回、板垣 和希さんの写真展を支援・開催します。
個々人の価値観の集合体が社会であるが、実際は全てが等しく、優劣なんてないのだろう。優劣がない世界はどのように視えるのだろうか、日々思いを馳せている。
「=」という記号を凝視していると、それが私の視界を遮る一本の棒のように見えてきた。私の目は様々なものに覆い隠されているが、それゆえ「ナニカ」が潜んでいることを感じ取っているのかもしれない。
見えるもの、見えないもの、見えなくしているもの、全て含めて等価の世界であり、私は全てを受けとめながら生きていく。
今回、板垣 和希さんの写真展を支援・開催します。
写真展案内
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良し悪し、で評価される世の中に嫌気がさしていた。大勢に喜ばれるものが良いものだという風潮には、小さい頃から違和感があったし、異なる意見があっても多数決などで押しつぶされてしまうのには不満があった。それらが理性的な判断だとしても、そこで納得するべきではない。個々人の価値観の集合体が社会であるが、実際は全てが等しく、優劣なんてないのだろう。優劣がない世界はどのように視えるのだろうか、日々思いを馳せている。
「=」という記号を凝視していると、それが私の視界を遮る一本の棒のように見えてきた。私の目は様々なものに覆い隠されているが、それゆえ「ナニカ」が潜んでいることを感じ取っているのかもしれない。
見えるもの、見えないもの、見えなくしているもの、全て含めて等価の世界であり、私は全てを受けとめながら生きていく。
(カラー約50点)
板垣 和希(いたがき かずき) 略歴
1992年新潟県生まれ
法政大学文学部心理学科卒業
現在、広告写真スタジオに勤務