隔月刊『風景写真』が主催している2つのフォトコンテスト(前田真三賞・『風景写真』誌上フォトコンテスト)の受賞作品展です。
「前田真三賞」は多くのプロ風景写真家を輩出してきた由緒ある写真賞です。第19回前田真三賞には、北海道にある糠平湖を舞台に取材を重ね、独創的な視点で捉えた中神由美子氏の作品「氷の季節」が受賞。その受賞作品全30点を展示します。また今年度の『風景写真』誌上フォトコンテストにおいて最優秀作品賞を受賞した24作品も同時展示いたします。
[選考理由]
受賞作品「氷の季節」は、安定したアングル、卓越した光の扱い方で、糠平湖をとりまく環境をジオグラフィック的な視点で捉えている。現在、風景写真の表現方法は心象風景が主流といえるが、中神氏はドキュメンタリー的な手法により作品をまとめあげた。30枚すべて広角レンズを用いて撮影しているが、重複感はなく、氷が創り出した造形美を環境とからめて表現することで風景的な力強さを生み出している。なかでも観賞者を触発するような作品が小気味よく含まれていて、今までの風景写真とは違った新しい可能性が感じられる。これまでの受賞作品とはちがった独創的で斬新な“風景写真”であり、感情表現によらない写真本来の魅力をも追求した組写真に仕上がっていることが高く評価された。
「前田真三賞」は多くのプロ風景写真家を輩出してきた由緒ある写真賞です。第19回前田真三賞には、北海道にある糠平湖を舞台に取材を重ね、独創的な視点で捉えた中神由美子氏の作品「氷の季節」が受賞。その受賞作品全30点を展示します。また今年度の『風景写真』誌上フォトコンテストにおいて最優秀作品賞を受賞した24作品も同時展示いたします。
[選考理由]
受賞作品「氷の季節」は、安定したアングル、卓越した光の扱い方で、糠平湖をとりまく環境をジオグラフィック的な視点で捉えている。現在、風景写真の表現方法は心象風景が主流といえるが、中神氏はドキュメンタリー的な手法により作品をまとめあげた。30枚すべて広角レンズを用いて撮影しているが、重複感はなく、氷が創り出した造形美を環境とからめて表現することで風景的な力強さを生み出している。なかでも観賞者を触発するような作品が小気味よく含まれていて、今までの風景写真とは違った新しい可能性が感じられる。これまでの受賞作品とはちがった独創的で斬新な“風景写真”であり、感情表現によらない写真本来の魅力をも追求した組写真に仕上がっていることが高く評価された。