遠藤 晶 写真展

「Roxas (ロハス)」

2024/05/09 ~ 2024/05/15

フィリピンの首都マニラから南西に約400キロメートルほどのパナイ島カピス州の州都、ロハスという町があります。

縁あって訪れた町は思ったよりも広々としており、スペイン統治時代の名残りが残る美しさと、昔からの自然が混ざり合い、東南アジア特有の人懐っこい目の澄んだ人々が迎えてくれました。

知り合った人々は大家族で、まさに和気藹々と暮らしている。犬も猫も子供も皆一緒。

早朝(早い時は夜中から!)コケコッコーと鳴き喚くにわとりの声には辟易しましたが!

闘鶏が盛んな町であることを後になって知りました。

旅から戻ると、なにやらニュースで豪華客船がとりあげられていました。

フィルムの現像が終わる頃には世界中が不穏な空気に包まれ、旅の写真どころではなくなってしまいました。

今、あらためてプリントを見直すとマスクをしていない事に違和感を感じてしまう自分に驚きます。それでも、暗室の中で起こりうる偶然と閃きは改めて見直す工程の面白さを後押しします。

そんな事もあったねと語られるように早く元の世界に戻って欲しいと思いながらプリントをしました。

(出展枚数 モノクロ48枚)

 

<作者略歴>                           

遠藤 晶(エンドウ アキラ)

1967年東京生まれ。音楽大学音楽学部ピアノ科中退。音に代わる表現手段として写真に興味を持ち現像、プリント表現の技法を独学で学ぶ。個展を機に作家活動を開始。現在に至る。

写真展に、99年「Hanoi-VietNam」(コダックフォトサロン)、2001年「Monologue」(保加梨ファインアート)、03年「EXPOSURE」(優美フォトギャラリー)、04年「西への旅 ウィーン~ナザレ」(コダックフォトサロン)、 05年「Monologue 2」、06年「Medina-morocco」、07年「ひぐらし」(以上DAZZLE)、「Vietnamese ベトナミーズ」(ギャラリーE&M 西麻布)、   08年「Shebbakia シュバキア」(コニカミノルタプラザ)、「Indian Summer」(アイデムフォトギャラリー「シリウス」)、09年「冬の光」(ギャラリーE&M 西麻布)、10年「EXPOSURE II」(DAZZLE)、「ひぐらし II」(コニカミノルタプラザ)、「UNTITLED」(新宿ニコンサロン)、11年「Car」(アイデムフォトギャラリー「シリウス」)、12年「Transient」(ギャラリーE&M 西麻布)、22年「照りつける光の中で」(アイデムフォトギャラリー「シリウス」) ―以上個展

05年「三家猫展」、07年「三家猫展Vol.2」(DAZZLE) ―以上グループ展

アクセス

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住所

〒160-0022
東京都新宿区新宿1-4-10 アイデム本社ビル2F
TEL:03-3350-1211
FAX:03-3350-1240
東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅下車

アクセス良好

開館時間

開館時間 : 10:00~18:00
(最終日 : 10:00~15:00)
休館日 : 日曜日・祝日の一部(お問い合わせください)

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