【作品内容】
人類にとって「道路」は社会生活に必要である以上に道路や橋の無い生活は想像すら出来ない。道路は自然と人工物の接点でもある。自然と人工物の接点、融合をテーマに撮り続けているが、今回は国内の「ROAD(道路)」に関わる光景に焦点を当て作品とした。構図や画面構成に重点を置きながらも社会性をも持たせたニュートポグラフィックス的作品をアートバライタ紙にデジタルアーカイバルプリントした作品約40点で構成。
【作者のコメント】
大自然の美しい風景はもちろん素晴らしい。優れた建築物が生み出す都市風景も嫌いでは有りません。ただ、更に好きなのはその境目に有る様な風景。この国の里山等に見られる人間と自然との関わりあいの中に自然発生的に生み出された、人工物と自然がせめぎあい、また融合し合う風景に何とも心が惹かれます。
それが、人間の酷さなのか、賞賛なのかいつも解らなくなります。ただ、その光景を写真という四角いフレームの中の二次元表現として、納得しうるコンポジションにおいてシャッターを切り、素晴らしいコントラストと階調のモノクロ写真に仕上げる事に「写真」の素晴らしさを改めて感じます。
フィルム時代からこのテーマで作品を撮影してきましたが、中判デジタルカメラの普及から、このテーマ作品を全てデジタル化。デジタルならではの豊かな階調表現性、シートフィルムでは撮り得ない望遠レンズの活用に新たな可能性をみながら、プリントをアートバライタ紙に自身でプリンターで出力して仕上げました。ストレートなニュートポグラフィックス的モノクロランドスケープの素晴らしさを感じて頂けたら幸いです。
人類にとって「道路」は社会生活に必要である以上に道路や橋の無い生活は想像すら出来ない。道路は自然と人工物の接点でもある。自然と人工物の接点、融合をテーマに撮り続けているが、今回は国内の「ROAD(道路)」に関わる光景に焦点を当て作品とした。構図や画面構成に重点を置きながらも社会性をも持たせたニュートポグラフィックス的作品をアートバライタ紙にデジタルアーカイバルプリントした作品約40点で構成。
【作者のコメント】
大自然の美しい風景はもちろん素晴らしい。優れた建築物が生み出す都市風景も嫌いでは有りません。ただ、更に好きなのはその境目に有る様な風景。この国の里山等に見られる人間と自然との関わりあいの中に自然発生的に生み出された、人工物と自然がせめぎあい、また融合し合う風景に何とも心が惹かれます。
それが、人間の酷さなのか、賞賛なのかいつも解らなくなります。ただ、その光景を写真という四角いフレームの中の二次元表現として、納得しうるコンポジションにおいてシャッターを切り、素晴らしいコントラストと階調のモノクロ写真に仕上げる事に「写真」の素晴らしさを改めて感じます。
フィルム時代からこのテーマで作品を撮影してきましたが、中判デジタルカメラの普及から、このテーマ作品を全てデジタル化。デジタルならではの豊かな階調表現性、シートフィルムでは撮り得ない望遠レンズの活用に新たな可能性をみながら、プリントをアートバライタ紙に自身でプリンターで出力して仕上げました。ストレートなニュートポグラフィックス的モノクロランドスケープの素晴らしさを感じて頂けたら幸いです。
芦谷 淳(あしやじゅん)プロフィール
1971年 東京都生まれ 1992年 東京工芸大学短期大学部写真学科卒 フォックスタルボット賞 第2席受賞 1993年 同大学 映像コミュニケーション 研究生修了 1996年 二人展「SPREAD」開催〔多摩市民ギャラリー〕 カメラマンとして独立 1999年 個展, 二人展等複数参加 2002年 事務所兼スタジオ開設(多摩市) 2010年 都内に撮影スタジオ増設(世田谷区) 2011年 作品制作を中判デジタルカメラを使用した撮影に移行 2013年 個展「POINT LANDSCAPE」開催[新宿:ペンタックスフォーラム] TOKYO PHOTO 2013出品(Blitz Gallery) 2014年 個展「NEW DAMSCAPES」[広尾:IN STYLE PHOTOGRAPHY CENTER] アサヒカメラ2月号巻頭グラビア掲載 「写真に何ができるか」(窓社)共著出版 AXIS PHOTO MARCHE vol.1に参加 2015年 個展「NEW FARMSCAPES」[新宿[epSITE]エプサイト]