今回の作品は、インドネシア(ラジャアンパット諸島、ワカトビ、レンベ海峡、バリ島)やパプアニューギニア(ロロアタ島、リセナン島、ワリンディ)の各地を、島に滞在したり、リバボート(泊まり込みのダイビング船)の旅をしながら3年にわたり撮り続けたものです。一番多く過したのはデヴィ・ヌサンタラというリバボートです。インドネシアの西パプアの都市、ソロンから出航・帰航するこの船は一航海が11日間です。東京からソロンまでは片道2日を要し、そんな日程のせいか私以外の日本人の乗船歴はまだありません。
世界中の水中写真家達が集まるこの船は腕利きの水中ガイドやボートクルーも勢揃いし、最高の水中撮影の環境が整っています。しかし訪れた中には電気もガスも水道もない小さな島もありました。それでもローカルの人々の温かさは設備に勝るものでした。
海の中で、ふだんは岩やサンゴやスポンジの陰でひっそりと生きている小さな生きもの達に光を当ててみると、全く別の世界がありました。自然のものなのに宝石のように輝いている生きもの達をレンズを通して見た時の驚きと感動。そんなドキドキ感をこの写真を通して少しでもお伝えすることができればこの上ない喜びです。
「この広い海の中で出逢った生きものたち、二度と会えないかもしれない。たった一度の出逢いを大事にしたい。」そんな思いでシャッターを切っています。
ぜひこの機会に、水中の小さな生きものたちが織りなす宝石の光景を一目見にいらして下さい。
撮影機材
カメラ Canon EOS50D Canon PowerShot G10
レンズ Canon EF-S 60mm Canon ES100mm macro
ストロボ Sea&Sea YS-250PRO Sea&Sea YS-D1
世界中の水中写真家達が集まるこの船は腕利きの水中ガイドやボートクルーも勢揃いし、最高の水中撮影の環境が整っています。しかし訪れた中には電気もガスも水道もない小さな島もありました。それでもローカルの人々の温かさは設備に勝るものでした。
海の中で、ふだんは岩やサンゴやスポンジの陰でひっそりと生きている小さな生きもの達に光を当ててみると、全く別の世界がありました。自然のものなのに宝石のように輝いている生きもの達をレンズを通して見た時の驚きと感動。そんなドキドキ感をこの写真を通して少しでもお伝えすることができればこの上ない喜びです。
「この広い海の中で出逢った生きものたち、二度と会えないかもしれない。たった一度の出逢いを大事にしたい。」そんな思いでシャッターを切っています。
ぜひこの機会に、水中の小さな生きものたちが織りなす宝石の光景を一目見にいらして下さい。
撮影機材
カメラ Canon EOS50D Canon PowerShot G10
レンズ Canon EF-S 60mm Canon ES100mm macro
ストロボ Sea&Sea YS-250PRO Sea&Sea YS-D1
細谷克子
1946年東京生まれ東京在住。成蹊大学卒業、青山学院大学大学院、日本大学大学院終了の後、税理士業・不動産業に従事する。
60才を過ぎてからダイビングを初め、水中生物の美しさの虜になる。独学で水中写真を撮り続け、次第に軸足を水中写真家に移す。とくに赤道に近いインドネシアやパプアニューギニアの色鮮やかな小さな生きものたちに惹かれその生態に焦点を合わせている。