写真でしか見ることが出来ない世界を求めて、早いもので10年が過ぎました。当初はピンホール写真から手掛け、何とか結果を残せるまでになり、その間も他の手法をずっと探していました。
やっと見つかったのが赤外線写真です。しかし国内でフィルムを求めることは困難でした。諦めかけていたところ外国製にあることを知り、早速取り寄せテストしてみましたが、データなど一切ない状態からのスタートで苦労の連続でした。2年ほどテスト撮影、即現像、プリントを繰り返し、自分なりのデータ表を作り撮影を続け、現在に至っております。
可視光線と赤外線の境界といわれる76nmの赤外線フィルターを使いますので、肉眼では何も見えません。フィルターを通した微量の赤外線だけでの撮影です。当然長時間の露光になります。青空や水は赤外線を吸収し黒く写り、反対に赤い花や緑の葉などは、反射してトビギミに白く写ります。
構図も赤外線撮影への頭の切り替えが重要になってきます。また肉眼で見た感じとは違った光景になります。
作品は、白黒写真で日常肉眼で見る光景とは全く異なる異次元の幻想的な世界へ導いてくれます。
大地の光、大地の輝き、そして大地の息吹を感じて頂ければ幸いです。
東京、横浜、千葉及び地元仙台と新潟県を含む東北七県で撮影しました。
使用フィルム/ローライインフラレット400・ 使用赤外線フィルター/フジ赤外線フィルターIR76
やっと見つかったのが赤外線写真です。しかし国内でフィルムを求めることは困難でした。諦めかけていたところ外国製にあることを知り、早速取り寄せテストしてみましたが、データなど一切ない状態からのスタートで苦労の連続でした。2年ほどテスト撮影、即現像、プリントを繰り返し、自分なりのデータ表を作り撮影を続け、現在に至っております。
可視光線と赤外線の境界といわれる76nmの赤外線フィルターを使いますので、肉眼では何も見えません。フィルターを通した微量の赤外線だけでの撮影です。当然長時間の露光になります。青空や水は赤外線を吸収し黒く写り、反対に赤い花や緑の葉などは、反射してトビギミに白く写ります。
構図も赤外線撮影への頭の切り替えが重要になってきます。また肉眼で見た感じとは違った光景になります。
作品は、白黒写真で日常肉眼で見る光景とは全く異なる異次元の幻想的な世界へ導いてくれます。
大地の光、大地の輝き、そして大地の息吹を感じて頂ければ幸いです。
東京、横浜、千葉及び地元仙台と新潟県を含む東北七県で撮影しました。
使用フィルム/ローライインフラレット400・ 使用赤外線フィルター/フジ赤外線フィルターIR76
(モノクロ40点)
<略歴>
1941年 満州国鞍山市(中華人民共和国)生まれ
1996年 趣味として写真を始める
1999年 「日本の自然」 に入選
2004年 第29回 「JPS展」に入選
2005年 第33回 「APA展」に入選
2011年 第36回 「JPS展」に入選
2015年 個展 「記憶の断片」(新宿シリウス)
2017年 個展「路地裏逍遥」(新宿シリウス)