日本写真家協会が主催する「笹本恒子写真賞」は日本初の女性報道写真家・笹本恒子の「時代を捉える鮮鋭な眼と社会に向けてのヒューマニズムな眼差しに支えられた業績」を顕彰し、その精神を引き継ぐ写真家の活動を支援することを目的として設けられた。選考委員は椎名誠(作家)、大石芳野(写真家)、熊切圭介(日本写真家協会会長)
第2回受賞者、足立君江さんの作品のすばらしいところは、子どもたちのまことにあっけらかんとした群像や笑顔の背景に、やはりあまりにも重いポルポト時代の残虐な圧政の傷跡が、注意して見ていくと、じわじわとそれらの写真から語りかけてくることに気がつくことであり、写真は文章などでなにもそういう感情を匂わせるようなことはしていないけれど、作者のレンズを通したまなざしの集積は、まぎれもなく傷ついて泥だらけになったこの国を、新しい力で立て直していこう、という子どもらの息吹の集大成になっている。
選考委員:椎名誠(選評より抜粋)
足立君江さんのカンボジアの子どもたちに対する温かい眼差しをご覧ください。
展示枚数 カラー・モノクロ (約40点)
第2回受賞者、足立君江さんの作品のすばらしいところは、子どもたちのまことにあっけらかんとした群像や笑顔の背景に、やはりあまりにも重いポルポト時代の残虐な圧政の傷跡が、注意して見ていくと、じわじわとそれらの写真から語りかけてくることに気がつくことであり、写真は文章などでなにもそういう感情を匂わせるようなことはしていないけれど、作者のレンズを通したまなざしの集積は、まぎれもなく傷ついて泥だらけになったこの国を、新しい力で立て直していこう、という子どもらの息吹の集大成になっている。
選考委員:椎名誠(選評より抜粋)
足立君江さんのカンボジアの子どもたちに対する温かい眼差しをご覧ください。
展示枚数 カラー・モノクロ (約40点)