中国の文学者、魯迅にちなんでこう名づけられた魯迅公園は、戦前日本人の多くが居住していた上海の虹口区にあり、22.5ヘクタールの広さを持つ。早朝5時から何千人に及ぶ市民が訪れ、開設から1世紀を経て大きく育った木々の間で、グループごとに太極拳、ダンス、コーラス、バドミントンなどにエネルギーを爆発させ、囲碁将棋、小鳥のなきあわせ、京劇の演唱などをゆったり楽しむ。一人で黙々と自分流の鍛錬に励む個性派もいれば、介護人に付き添われて車いすで散歩の老人もいる。土日を除けばこれらの市民のほとんどが停年退職後の年金生活者で、日中戦争、文化大革命、市場経済導入という激動の時代を生きてきた人々である。魯迅公園に大勢集い、晴れやかな表情で一日を迎える人々に、活力あふれる中国の姿がある。昨年9月、現代写真研究所の日曜撮影専科のメンバーと上海へ行き、3日間にわたって魯迅公園の朝の情景の撮影を行った。その5人と、講師・英伸三によるカラー61点の作品をご覧ください。
(出展枚数 カラー61点)
作者略歴(ア順)
江幡 芙美江(エバタ フミエ) アジア各国、茨城を中心に撮影
木崎 昭(キザキ アキラ) 73歳、沖縄に07~12年居住、写真を始める
関 雅之(セキ マサユキ) 64歳、社会医療法人勤務・事務
山本 暁 (ヤマモト アキラ) 71歳、会社員
渡邊 章弘(ワタナベ アキヒロ) 65歳、元教員
英 伸三(ハナブサ シンゾウ) 83歳 写真家
(出展枚数 カラー61点)
作者略歴(ア順)
江幡 芙美江(エバタ フミエ) アジア各国、茨城を中心に撮影
木崎 昭(キザキ アキラ) 73歳、沖縄に07~12年居住、写真を始める
関 雅之(セキ マサユキ) 64歳、社会医療法人勤務・事務
山本 暁 (ヤマモト アキラ) 71歳、会社員
渡邊 章弘(ワタナベ アキヒロ) 65歳、元教員
英 伸三(ハナブサ シンゾウ) 83歳 写真家