東京ではほとんど見ることの出来なくなってしまった養蚕ですが、八王子にはまだ続けている農家があります。
その昔シルクロードを通って日本にもたらされた絹、日本の近代化を進めるうえで重要な役割を果たしてきた絹産業ですが、八王子も多摩ニュータウン計画などで宅地化が急速に進み、つい最近まであった桑畑が無くなり、家がどんどん建っているという状況です。
ゆくゆくは養蚕もなくなってしまうのではないかと危惧しています、記録としても残したいとの思いもあり、八王子市堀之内の養蚕農家の取材をさせていただきました。
これからの都市の農業を考えてゆくうえで参考にでもなればと思います。
(モノクローム約50点)
本條武志(ほんじょうたけし)
1943年 兵庫県神戸市に生まれる
2002年 現代写真研究所基礎化に入学
2011年 グループ写真展「哀愁と活気ある街 HABANA IN CUBA」
2013年 現代写真研究所「尾辻ゼミ」在籍