2015年10月初旬、私達は大型四駆でラスベガスを出発した。
これから1週間の旅で、どんな被写体に巡り会えるか、どんな事が起こるのか期待と不安を抱きながら国道15号線をコロラド高原に向け車を進めた。
ベースキャンプはKANABという小さな街に決めてある。そこには公園事務所があり入山制限のあるトレッキングポイントへの抽選と許可証発行を毎朝しているからだ。
私達は今回”KOYOTE BUTTES SOUTH” 等の入山許可を得て四駆を走らせた。
ユタ州との州境付近、アリゾナ州の89号線を離れて道とは名ばかりのラフロードに入る。岩の上、湿った川の中、赤い泥や砂地を3時間、轍を頼りに四駆を走らせやっとの思いで到着した”KOYOTE BUTTESSOUTH”。 車を降りてから荒地の砂の上を1時間歩いて目的の岩場に着いた。入山制限のあるこの地域に人の気配は全く無い。風の音、鳥の鳴き声など何も聞こえない不気味な無音の空間だ。
次第にこの岩山達の囁きが聞こえてきた。
・・・「これが俺たちの日常なんだ。 何万年も前から同じなのだよ!」
その囁きを聞きながら、そっと彼等を邪魔せずに この不思議な空間を撮らせてもらった。
有難い事だった。
このように、アメリカ西部のコロラド高原の広大な荒野の大地や岩場ポイント「KOYOTE BUTTES」「WHITE POCKET」 「BIG WATER」 「GRAND STAIRCASE ESCALANTE」 「BRYCE CANYON] 等を一週間走り回って撮影しました。
(カラー30枚 モノクロ10枚)
これから1週間の旅で、どんな被写体に巡り会えるか、どんな事が起こるのか期待と不安を抱きながら国道15号線をコロラド高原に向け車を進めた。
ベースキャンプはKANABという小さな街に決めてある。そこには公園事務所があり入山制限のあるトレッキングポイントへの抽選と許可証発行を毎朝しているからだ。
私達は今回”KOYOTE BUTTES SOUTH” 等の入山許可を得て四駆を走らせた。
ユタ州との州境付近、アリゾナ州の89号線を離れて道とは名ばかりのラフロードに入る。岩の上、湿った川の中、赤い泥や砂地を3時間、轍を頼りに四駆を走らせやっとの思いで到着した”KOYOTE BUTTESSOUTH”。 車を降りてから荒地の砂の上を1時間歩いて目的の岩場に着いた。入山制限のあるこの地域に人の気配は全く無い。風の音、鳥の鳴き声など何も聞こえない不気味な無音の空間だ。
次第にこの岩山達の囁きが聞こえてきた。
・・・「これが俺たちの日常なんだ。 何万年も前から同じなのだよ!」
その囁きを聞きながら、そっと彼等を邪魔せずに この不思議な空間を撮らせてもらった。
有難い事だった。
このように、アメリカ西部のコロラド高原の広大な荒野の大地や岩場ポイント「KOYOTE BUTTES」「WHITE POCKET」 「BIG WATER」 「GRAND STAIRCASE ESCALANTE」 「BRYCE CANYON] 等を一週間走り回って撮影しました。
(カラー30枚 モノクロ10枚)
戸村 國雄 略歴
1960年から本格的に写真を撮り始め、大発展を遂げる日本、特に東京を中心にモノクロで撮り歩きました。
1964年の東京オリンピック前後の貴重な映像記録は現在も残しています。
2010年退職後は海外の風景、国内の街並みスナップを中心に個展8回開催済です。
日本写真協会・国際交流委員会・委員 町田市フォトサロン企画会・委員町田市写真協会・理事