当写真展『写真の早慶戦』は、慶應義塾大学カメラクラブと早稲田大学写真部のOB・OG団体である三田写真会(慶應)と稲門写真クラブ(早稲田)が合同で1982年に西麻布ペンタックスギャラリーにおいて開催した『古きなかま展』が始まりです。途中休会や写真展名称変更などありましたが、主催者は変更なく基本的に隔年開催を重ねており、42年の伝統ある写真展を誇ります。
第16回を迎える今回の幹事校は三田写真会ですが、稲門写真クラブと連携し、互いに切磋琢磨して写真作品の競作による早慶戦を戦うべく両校準備を重ねてまいりました。今回の展示作品総数は各校テーマ部門10点自由部門50点の計120点で、ご来場の皆様に作品の出来をご評価いただくことになります。
テーマ部門については、三田写真会は『モノクロの世界』をテーマといたしました。これはモノクロによる被写体表現には独特な美しさがあり、その表現方法を活用し作品とすることには大きな意義があると考えたからです。
稲門写真クラブで採用したテーマは 『生きる』〜にんげんもよう〜 となりました。人物写真を中心に構成しています。人と人との間にうごめく関係性、人間模様を描いています。
自由部門は両校のOB・OGと現役学生がそれぞれの感性で掌中に収めた作品を展示いたします。
歴史の長い写真展ですので、出展者は90歳を超える大ベテランから現役学生までと幅広い年齢層をもっており、それぞれ両校の写真に対する考え方、持ち味の違いにもご注目いただきたいと思います。
当写真展は親睦目的の写真展ではありますが、『早慶戦』と銘打ってご来場いただいた方々の投票により勝敗を決することにいたしております。ぜひご来場いただき、どの作品が素敵だったか、全体的に慶應/早稲田どちらの写真作品に軍配をあげるか忖度なしで清き一票を投じていただきたく、また合わせて写真のご感想なども頂ければ幸甚です。
三田写真会・稲門写真クラブ
(展示枚数 120点)
※10/14(月・祝)は通常通り開館