2008年から「海辺の人工物(消波ブロックや防波堤等)は頑張っている」のテーマで撮影してきました。ところが2011年3月11日東日本大震災が発生し東北から関東の太平洋岸に甚大な被害が発生しました。 以前撮影した所に行くと消波ブロックの形は変わってもしっかりと残って役目を果たしているのを見て感動を受け、人と海の共存に必要なこれら海辺の人工物に益々焦点を当てて撮影を継続すべきと思いました。
それ以降海辺に行くと人々の生活を守っているそれらの人工物への感謝と海の安全を祈る心で手を合わせ撮影をしてきました。
作品は日本の北海道から沖縄まで27ヶ所及び海外6ヶ所の海辺を表現したカラー33点です。
川口新実(かわぐち あらみ)プロフィール
1949年福岡県出身 現在千葉県在住。 テーマを持って写真撮影し、自作写真集を作成。 エプソンフォトコンテスト:年間グランプリ等3回入賞。 JPS(日本写真家協会)展:文部科学大臣賞等7年連続入賞・入選 写真展:EPSONイメージングギャラリーエプサイトにて2回開催