
僕は10年以上前から、全国の桜を巡る旅をしてきました。
その頃から旅の途上や何気ない日常の中で、このような小さな奇跡に遭遇しながら、幸運にも虹の数々を記録する事ができました。
今まで撮影した写真を眺めていると、「写真で人を笑顔にしたい」と心に誓った二十代の頃の記憶が蘇り、僕の心はドキドキしてきます。
その頃からの思いを「希望の虹」として残す事ができました。この「天からの贈り物」を手にしてくれた皆さんが、ここに収録した虹と出会って、少しでも微笑んでいただければ幸いです。
大沼英樹(おおぬまひでき)
【略歴】
 (公益社団法人日本写真家協会 会員)
 1969年、山形県天童市のサクランボ農家の次男として生まれる。山形県立村山農業高等学校林業科を卒業。その後、仙台市の創表現専門学校est・スタイリスト科を卒業し、1991年に写真家の宍戸清孝氏との出会いにより写真の道へ。約7年間の助手を務め独立。毎年全国の桜のある風景を撮影している。2005年、宮城県芸術選奨新人賞受賞。写真集に、2010年「お伽噺桜」、2011年「それでも咲いていた千年桜」、2012年忘れえぬまた再びの千年桜」、2013年「虹の贈りもの」(いずれも窓社)がある。
 【個展】
 2002年 SAKURA~何でもない幸せの行方  銀座ニコンサロン
 2004年 SAKURA~幸せの樹の下で・東北編  銀座キヤノンサロン
 2005年 沖縄語  銀座ニコンサロン
 2005年 この空をみて人はなぜ争うのだろう  銀座コダックサロン
 2007年 SAKURA~幸せの樹の下で  ポートレイトギャラリー
 2007年 SAKURA~幸せの樹の下で  朝日新聞本社コンコース
 2008年 沖縄語Ⅱ美ら島地獄の記憶  銀座ニコンサロン
 2011年 それでも咲いていた千年桜  銀座ニコンサロン
 2012年 お伽噺桜  新宿アイデムフォトギャラリー[シリウス]
 2012年 忘れえぬ桜たち  調布市文化会館たづくり
 2013年 春の光をもとめて  銀座ニコンサロン
 2014年 それでも咲いていた桜たち  かつしかシンフォニーヒルズ
 他多数開催




