

アイデムフォトギャラリー「シリウス」では、現在活躍している、その年の干支を生まれ年とする写真家をお招きし、年頭の特別企画展として写真展を開催しています。
2013年は、小松健一氏の写真展を開催します。
「三國志」は、江戸時代から浮世絵などによって日本人の心を捉えていた。
今から1,800年前、広大な大地を舞台に群雄割拠する物語りを日本人は今も愛している。
写真家・小松健一は、中国大陸の雄大な風土とそこに生きる民衆の暮らしや表情を通して、人類の歴史文化とロマンを描き出すために、長い旅を続けてきた。
それはのべ22年間にわたり、大陸を車、船、列車で移動した走行距離は、約60,000キロメートルに及んだ。苛酷な旅でもあった―――。
今回、撮影、取材をしてきたその全容を初めて写真展「三國志巡禮」として発表する。
★トークショー 1月14日(月・祝) 午後2:00~4:00 1:00開場 先着100名 (参加費無料)
小松健一(こまつけんいち) プロフィール
1953年岡山県生まれ、群馬県に育つ。現代写真研究所研究科(第1期生)卒。新聞記者などを経てフリーの写真家に。世界の厳しい風土の中で自然と共生する民族をライフワークに地球巡礼をしている。また、日本の近現代の文学、作家の原風景を切り口にした日本人の暮らしと風土や、沖縄、環境問題など社会的テーマを追い続ける。
「ヒマラヤ古寺巡礼」で2005年(社)日本写真協会賞年度賞、「雲上の神々-ムスタン・ドルパ」で第2回藤本四八写真文化賞(1999年)、「琉球-OKINAWA」で第23回視点賞(1998年)、歌集「春ひそむ冬」で1983年度新日本歌人協会新人賞など受賞。
著書に「写真紀行三国志の風景」「秘境ヒマラヤ父と子の旅」「文学の風景をゆく」「ムスタンの真実」「チリ-嵐にざわめく民衆の木よ」「太宰治と旅する津軽」、「宮澤賢治 雨ニモ負ケズという祈り」、「上州の探検家・矢島保治郎」など多数。
個展は、ネパール国立アートギャラリーをはじめ、国内外で多数開催。
現在、公益社団法人日本写真家協会会員、協同組合日本写真家ユニオン会員、日本ネパール写真交流協会会長、全日本写真連盟関東本部委員、日本中国写真藝術協会理事、写真研究会「風」主宰、俳句誌「一滴」同人など