先週までもう梅雨明け?!というくらいにギラギラとした日差しが照り付ける日が多かったのですが、今週はどんよりした日が続いています。
この時期らしく新宿御苑周りの道には色々な色の紫陽花も咲いていますので、ぜひ梅雨らしい1枚を撮ってみてくださいね。
さて、シリウスでは以下の展示を開催中です。
中野和志 写真展 「壁の都」
期間:2025年6月26日(木)~7月2日(水)

展示者の中野和志さんは1964年兵庫県生まれ。1989年オランダの写真家エド・ファン・デア・エルスケンとの出会いによりプロ写真家になるきっかけとなり、1990年よりフリーランスとして活動を開始しました。

今回の写真展のテーマは「壁」。
建設物だらけの東京の街はいわば建物の「壁」に囲まれた街。23区内のビルは約1万棟。そのうち高層・超高層ビルは約600棟。数だけだと世界3位になるそうです。
そんな大都市東京のさまざまなビルの外壁を撮影した作品と、建物がある風景を展示しています。

奇抜な色の壁面や、何十年も経っているであろう朽ち果てた壁。よくよく見てみると顔にも見えてくる壁・・・それぞれの壁にも個性があり、見ていて飽きない作品。
「壁」をテーマに作品を作る人は多くいますが、やはり撮る人によって個性が出ますね。今回は新宿~渋谷界隈を中心に撮影しています。どこの壁なのか考えながら見てみてくださいね。


中野さん、クラシックにとても詳しく、今回会場でかかっているソビエト連邦時代の作曲家「Dmitri Dmitriyevich Shostakovich(ドミートリイ・ドミートリエヴィチ・ショスタコーヴィチ)」の曲と、オーストラリアの作曲家「ANTON BRUCKNER(アントン・ブルックナー)」の曲は少し重めの楽曲。今回の展示にあっているのではないかということで選ばれたそうです。
シリウススタッフ今回初めて聞きましたが、壁に囲まれた世界観に入り込める楽曲だなと感じました。音楽と共に写真もぜひお楽しみください。

なんと中野さん、今回のテーマである「壁」は30年以上撮影しているそうです。第2弾の展示も考えているそうですよ。今後の中野さんの活動にも期待ですね!
暑さと湿気に心が折れそうな日が続きますが、涼しいシリウスに涼みにきてくださいね。
皆さまのご来館お待ちしています。