暖かくなったと思ったら急に寒くなりましたね

三寒四温。春の訪れが待ち遠しいです・・・

さて、アイデムフォトギャラリー「シリウス」では
鈴木 季司 写真展「而今典」
期間:2018年3月8日(金)~3月14日(木)を開催しています。
今回のシリウスの展示は少し変わった写真を展示しています。
展示されている写真の全てが「多重露光」で撮影されたものです。
展示者の鈴木季司(すずきすえじ)さんは長年この「多重露光」を用い作品を制作されています。
今回シリウスでの個展は初めてとなります。

作品のテーマは「而今」。
聞き慣れない言葉ですが、この而今という言葉は
諸行無常、仏教用語で「今の一瞬」という意味だそうです。

現在はデジタルで撮影されているそうですが、
フィルムを使っている頃から多重露光で作品制作しているそうです。
その制作方法としては、フィルム時代は5回~6回多重露光で撮影して画を作る。
デジタルでも基本的な撮影の仕方は変わっていないとのことですが、
パソコンや画像処理ソフトを使用することで、より作品の可能性が広がり、
より複雑な画を作ることができたようです。

多重露光で撮影し、パソコンで画像をひねったり、別の画像を合成してみたり、色を変えてみたり。
鈴木さんは72歳。このお年でパソコンを使って作品を制作されているのが凄いですよね。
作品の制作方法をお話されている鈴木さんはとても楽しそうでした。
次の制作のテーマも既に決められているそうですよ!
鈴木さんの今後の活動も楽しみですね。
元々が何の写真だったのかもじっくり見て考えてみてください!
皆様のご来場お待ちしております。
平日、土曜日は10:00~18:00まで(最終日は15:00)
*日曜日休館