国境なき子どもたち(KnK)写真展2017 「Victims ―フィリピンのストリートチルドレン―」

シリウスブログをご覧の皆様、こんにちは。
アイデムフォトギャラリー「シリウス」では
国境なき子どもたち(KnK)写真展2017「Victims ―フィリピンのストリートチルドレン―」
期間:2017年9月14日(木)~9月20日(木)を開催しています。

認定NPO法人国境なき子どもたち(KnK)は、ストリートチルドレンや人身売買の被害にあった子ども、大規模自然災害や国内騒乱で不安定な状況下にある子どもなど、世界各地で困難な状況にいる青少年を支援するNGOです。
1997年に世界の子どもたちと「共に成長する」ことを理念に活動を開始し、現在は7の国と地域で活動しています。
日本の人々、特に若い世代に海外の子どもたちの現状を伝えることを目的に、プロの写真家を活動地に派遣し、2004年以降、毎年写真展を開催しています。

今回写真家の吉田亮人http://www.akihito-yoshida.com/ )さんを向かえ、フィリピンの子どもたちの生きる姿を展示いたします。
吉田亮人さんはタイで日本語教師として現地の大学に1年間勤務。
帰国後に小学校教員として6年間勤務し退職後、2010年より写真家として活動を開始しました。
「働くとはなにか」をテーマに国内外を取材し、作品を発表しています。


会場を埋め尽くす子どもたちの写真。
これらの写真はフィリピンの首都マニラのスラム、路上、収容所などで生きる子どもたちのものです。
吉田さんは2週間に渡り約200人の子どもたちを取材したそうです。
「取材するときはKnKの方と一緒に同行し、ショッピングモールでお菓子を買い、それを持って夜に子どもたちが集まる場所に連れて行ってもらいます。子どもたちが集まっている場所はいくつかあり、その場所でのリーダーのような存在の子どもを中心に子どもたちが身を寄せ合い生きています。子どもと言っても17歳くらいの比較的大人に近い子も多くいます。」

展示作品の中にはKnKの運営する「若者の家」で教育と愛情を受けて育った青年たちの姿もあります。
ゴミ山でクスラップなどを集め、売る人々(通称スカベンジャー)として生きていた子どもたちは
自由なストリート生活を求めて何度も「若者の家」を逃げ出したそうです。
その度にKnKのスタッフが来ては涙を流しながら叱り連れ戻したそう。
その粘り強さと深い愛情があったからこそ彼らは社会人として自立した生活できているそうです。

現在激動の中になるフィリピン。
その中で暮らす子どもたちの姿と今現実に起きている子どもたちの生活を見る事ができる貴重な機会です。
ぜひギャラリーに来て写真と共にKnKの活動もご覧ください。


(↑ギャラリー奥のフリースペースには現地の人が作った小物や、活動に関する書籍や写真集も置いてあり、こちらは購入することもできます。)

また9/16(土)には吉田さんによりトークショーも開催されます。
こちらもぜひご参加ください。
写真家 吉田 亮人によるギャラリートーク 
2017年9月16日(土)14:00~15:30 ※要申込 締切:9月14日(木)
お申し込みはお名前、電話番号、参加人数を国境なき子どもたち(KnK)東京事務局(Tel:03-6279-1126)までお知らせください。

皆様のご来場お待ちしております。
平日、土曜日は10:00~18:00まで(最終日は15:00)
*日曜日休館

アクセス

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住所

〒160-0022
東京都新宿区新宿1-4-10 アイデム本社ビル2F
TEL:03-3350-1211
FAX:03-3350-1240
東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅下車

アクセス良好

開館時間

開館時間 : 10:00~18:00
(最終日 : 10:00~15:00)
休館日 : 日曜日・祝日の一部(お問い合わせください)

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