だんだんと空気がやわらかくなってきましたね。
シリウス事務局は花粉症に苦しんでいます(笑)
アイデムフォトギャラリー「シリウス」では
田中 博 写真展 「東京トンボ日記」
期間:2017年3月9日(木)~3月15日(水)を開催しています。

田中博さんは幼少期にトンボに魅せられてからこれまでトンボを追い続けてきた言わば「トンボ少年」
そんな田中さんが展示の為に撮りためていた約5年分の東京のトンボの展示になります。

「東京」のトンボということで写真を見ていると見たことがある都会の風景を自由に飛び回るトンボがいます。
日本には約200種類ものトンボがおり、東京にはそのうち90種類ものトンボが生息しているそうです。
東京にこんなに色々なトンボがいることにびっくり!なにより種類によって顔つきが全然違います。
田中さんは大体トンボのいるスポットが分かるらしく、撮りたいトンボがいるとそこまで行くそう。
Q.トンボの撮影で難しいことや苦労したことはなんですか?
ー「山などに行くときは水の中に入ったりしてより近くで撮影できるのですが、東京ではそんなことなかなか出来ないので、遠くから撮ったり、近くにいても人がいたりで、都会ならではの撮影の難しさもあります。写り込む人に許可を取らないといけない場合もありますし。」
Q.水に入るんですか!
ー「水辺からだとどうしてもアングルが決まってしまうので、胴付の長靴を着用して水の中に入っています。都会でそんなことしてたら怪しまれてしまうので(笑)」

Q.何故このトンボはもう一匹の頭に乗っているんですか?
―「これはオスがメスを守っているんです。交尾が終わりカップルになったらオスがメスを護衛するんです。」
Q「オスとメスはどうやって見分けるんですか?」
ー「まず色が違います。大体分かります。」
トンボの生態についてお伺いしてもスラスラと答えてくださり、さすがトンボを撮り続けているだけあるなぁと思っていたらなんと田中さん、日本トンボ学会会員だそう!
「東京はトンボが少なくなったと思われますが、そんなことは無い。東京にもこんなにトンボがいるんだということをこの写真展で伝えたいです。」
東京にもたくさんのトンボが暮らし、人間と同様に子どもを作り、生まれ、死んでいく。生命の営みを感じました。
子どもの時に見ていたトンボを懐かしむとともに、新たなトンボの魅力が発見するできる展示となっております!
皆様のご来館をお待ちしております。
平日、土曜日は10:00~18:00まで(最終日は15:00)
*日曜日休館