期間:2016年12月22日(木)~12月28日(水)を開催しています。
「いちひめ雅楽会」は、雅楽を日本の伝統音楽として広めていくため、昭和55年(1980年)、飛騨富久宮司を主催者として設立され、正しい伝承のために宮内庁式部職学部 岩波茂(いわなみしげる)氏より直接指導を受け、今日では幅広い年齢層で200名以上の会員が日々楽器や舞を練習に励んでいます。毎年定期的に雅楽の演奏会を開催し、現在は文化の交流を目指して、京都から世界に発信できる新聞かへ取り組み、「MATOMA」のチームとして海外公演に挑戦中です。(いちひめ雅楽会HPより:http://ichihime.net/gagaku/)
小城崇史さんは2008年から現在に至るまでいちひめ雅楽会の撮影をしていらっしゃいます。
「いちひめ雅楽会の撮影を初めてした時はメジャーリーグの撮影などをしていたのですが、この撮影をした時に日本の文化を知らないなぁと思いました。それからいちひめ雅楽会の活動を撮影していきました。」
Q.音がある現場。撮影のタイミングなどは気にされますよね。事前に演目を勉強されたりするんですか?
A.「前もって演目の内容を勉強していっても演者が変わると状況も変わります。演目を理解して写真が物になるまでに3年かかった。なので最初に撮影したものなどは全く使い物にならなかったですね。4年目からは少し変わってきました。」
撮影のときに気をつけていることは「自分の存在を消すこと」だそうです。世界観に入らないように撮影するのはとても緊張し、経験を積まないと難しいこと。小城さんが長年追ってきたその経験が感じられる作品です。
今回の作品は未発表作品!貴重な展示をぜひお楽しみください。
皆様のご来館をお待ちしております。
平日、土曜日は10:00~18:00まで(最終日は15:00)
*日曜日休館