アイデムフォトギャラリー「シリウス」では、
近藤弘写真展「壺中天 悠々行路心」を開催しております。

近藤弘さんが本格的に写真を始めたのは、60歳のときです。
仕事が一段落ついたことから、それまで趣味でやっていた写真に
本腰をいれて取り組むことにしたそうです。
「写真は、“真を写す”と書きます。カメラの角度を少し変えるだけで、
見えるものはまったく違います。何が本当なのか、何が真実なのか、
そんなことを思いながら写真を撮っています」
今回で、写真展を開くのは3回目となる近藤さん。
今年80歳の近藤さんは傘寿になったのを機に、昨年2冊目の写真集を出版しました。
本展には、その写真集に収められた作品が展示されています。
「展示した写真のうち、3分の1程度は水をテーマに撮影したものです。
地球上には河川、湖、海、氷河、水蒸気、雲、雨など、
さまざまな形で水が存在しています。その変幻自在さ、柔軟性に惹かれています」
写真展の名前「壺中天 悠々行路心」は、中国の古典に由来しています。
「壺中天」は別世界、別天地を指し、「悠々行路心」は通り過ぎていく人のような
疎遠な関係を意味しています。宮仕えを終え、年金生活に入った自分の心境をこめたそうです。
●開催期間:2014年3月27日(木)~4月2日(水)
●開館時間:10~18時(最終日は15時まで)
●休館:日曜日・祝日
みなさまのお越しを心よりお待ちしております。