東京は一気に季節が進んだなぁと感じるくらいグッと寒さが増してきました。
温かい飲み物や食べ物が恋しくなる季節になりました。皆さまどうぞ体調に気を付けてお過ごしくださいね。
さてシリウスでは以下の展示を開催中です。
橋本 清志 写真展「陽をあゆむ」
期間:2025年10月23日(木)~10月29日(水)

橋本さんは、山口県出身で高校卒業と同時に上京し、書店で見かけた写真集をきっかけに東京の写真専門学校へ。今は広島で独立し、広島の魅力を伝えるべく日々活動されています。
2019年には「鯉の領域」というタイトルで広島の古くからの街並みを記録した作品を展示してくださいました。

今回の作品の舞台は広島県にある安芸太田町。江戸時代に舟運が栄え発展を遂げた歴史があり、現在も町の中に歴史ある景色が残っているそうです。
その歴史を感じる町の情景に魅力を感じ足繫く通うようになり気付けば8年という歳月が過ぎていたそうです。

展示されている作品の中でもオオサンショウウオの顔がアップになった写真がとても印象的。
オオサンショウウオは中国地方では馴染みのある生き物でもあります。特に広島は日本の中でも有数の繁殖地だそうで、広島大学でも研究センターが設立しているそうです。
綺麗な水を好むオオサンショウウオ。撮影地でもある安芸太田町は太田川という名水百選にも選定されるほど綺麗な水が豊富にあり、その環境はあるからこそオオサンショウウオの生息地にもなっています。
貴重な生物の姿を身近に感じられるのも自然が豊かな証拠。改めてこの自然を守らないといけないと感じる展示です。

懐かしさを感じる田舎の暮らしの姿は見ているとホッとするものがあります。四季折々の自然豊かな田舎の暮らしの素晴らしさを再発見でき、また写真に写る町の人の穏やかなこの表情からも安芸太田町という町の豊かさる展示でもあります。
8年という長い取材期間を経て完成した展示をぜひお楽しみください。


今回写真集も会場にて販売しています。
こちらもぜひお手にとってご覧ください。
皆さまのご来館お待ちしております。