
1998年、24歳で独立した私は初めてネパールを訪れました。標高4,500mに迫る山岳地帯の村や首都カトマンズ、釈迦生誕の地ルンビニで出会った子供たちの無垢なまなざしは、私の心を深く揺さぶり、写真家としての原点となりました。その後もネパールをはじめ、タイ、中国、ベトナム、台湾、カンボジア、インドを巡り、人々の日常を撮り続けてきました。北京の都市生活者、ホーチミン郊外の水上マーケット、トンレサップ湖に暮らす家族、バラナシやブッダガヤに息づく祈り――それぞれの土地で出会った人々の姿は、決して経済的に恵まれているとは言えない環境にあっても、力強く生きる光に満ちています。
カメラは時に子供たちの笑顔を追い、時に働く人々や静かに佇む老人をとらえました。そこに共通していたのは、声なきまなざしが語る「生きる証」でした。2018年以降の旅では子供だけでなく、大人たちの暮らしや都市の営みにも焦点を当て、日常を切り取ったスナップとして表現の幅を広げています。
本展では20余年にわたり7カ国で撮影した作品を展示します。沈黙の中に宿る眼差しの力と、その背後に広がる大地の気配を、どうぞご覧ください。
【作者略歴】
池畑 直樹(いけはた なおき)
日本写真家協会会員
1973年 岡山県に生まれる
1996年4月 麻布スタジオにてスタジオマンとして修行開始
1998年1月 フリーランスフォトグラファーとして独立
タイ、ネパールを訪れ、アジアの撮影を開始
2008年4月 日本写真家協会入会
2008年8月 STUDIO8×10(スタジオエイトバイテン)設立
2009年11月 株式会社エイト・バイ・テン設立 代表取締役就任
ファッション、生活雑貨等の広告撮影を中心に活動中
現在に至る
カメラは時に子供たちの笑顔を追い、時に働く人々や静かに佇む老人をとらえました。そこに共通していたのは、声なきまなざしが語る「生きる証」でした。2018年以降の旅では子供だけでなく、大人たちの暮らしや都市の営みにも焦点を当て、日常を切り取ったスナップとして表現の幅を広げています。
本展では20余年にわたり7カ国で撮影した作品を展示します。沈黙の中に宿る眼差しの力と、その背後に広がる大地の気配を、どうぞご覧ください。
(出展枚数約60枚)
【作者略歴】
池畑 直樹(いけはた なおき)
日本写真家協会会員
1973年 岡山県に生まれる
1996年4月 麻布スタジオにてスタジオマンとして修行開始
1998年1月 フリーランスフォトグラファーとして独立
タイ、ネパールを訪れ、アジアの撮影を開始
2008年4月 日本写真家協会入会
2008年8月 STUDIO8×10(スタジオエイトバイテン)設立
2009年11月 株式会社エイト・バイ・テン設立 代表取締役就任
ファッション、生活雑貨等の広告撮影を中心に活動中
現在に至る