もうすぐ夏休みですね!夏の予定はお決まりですか?
暑さに負けずに楽しみたいですね。
さて、シリウスでは以下の展示を開催中です。
広瀬 敦司 写真展 「武蔵野に残る戦争遺跡」
期間:2025年7月10日(木)~7月16日(水)

今年は戦後80年の節目の年です。今回の展示は東京の多摩地区から埼玉県南部の武蔵野地域に残る戦争遺跡を記録した写真を展示しています。
展示者の広瀬さんは日本写真芸術専門学校を卒業後、東京の高尾山の自然風景を中心に活動されている写真家。写真家の樋口健二氏に師事し、日本写真協会会員でもあります。

会場内のキャプションを読みながら感じたのが、身近なところに戦争の跡がたくさんあること。広瀬さん自身も気づかずに通り過ぎていたそうで、立川市の山中坂の防空壕跡との出会いがきっかけに、住宅地の日常風景に溶け込む空襲で多くの犠牲があった防空壕跡地の戦争遺跡の姿に衝撃を受けたことで写真を撮り始めたそうです。

東京の中でも特に多摩地域には航空機メーカーの跡地や戦時中に使われていた軍事施設や軍需工場が多くあります。シリウススタッフ自身も出かけた際によく見る建物があり、この建物って戦時中のものなんだ!と驚きました。自分の生活圏内に戦時中のものが自然に存在していると思うと、より一層「戦争」というものが身近なことである感じます。

戦争を体験している世代の方々がどんどん減っている中、戦争を身近に、直接見て感じられる遺跡はこれからも残していかないといけないものですね。
世界中が不安定な状況の今、今一度戦争の悲惨さ、歴史を繰り返してはならない。そういう思いが沸いてくる展示です。

皆さまのご来館お待ちしています。