梅雨に入りジメジメした日が続いてますね。沖縄は梅雨明けしたようなので、本格的な夏がすぐそこまで来ています。熱中症に気を付けてお過ごしくださいね。
さて、シリウスでは以下の展示を開催中です。
小城 崇史 写真展「TOKYO, Multi Layered City Vol.2 (Crossing)」
期間:2025年6月12日(木)~6月18日(水)

会場には東京23区内の様々な交差点で撮影された作品が並んでいます。
プロの写真家として国内外のプロスポーツのほか伝統芸能など幅広い分野で取材撮影を手掛けられている展示者の小城さん。今回の展示は2021年に開催した「2020 TOKYO, Multi Layered City」展、2022年に開催した「2021-2022 TOKYO, Human abortions」展に続く東京の街の姿を捉えたものとなっています。

東京23区をぐるっと一周するように場所を決めて撮影していますが、実は東京という街の現在の区分けは江戸幕府が定めた街の区画より大きく変わっていないのだとか。
今は自動車や自転車が道路を行き交っていますが、江戸時代は同じ道路を駕籠(かご)や牛車が行き交っていたのでしょうか。そうした時代の変化を想像しながらご覧いただくと、写真の向こうに昔の景色が見えてくるかもしれません。


作品と共に撮影地の地図が展示されています。これは警視庁が毎年発表している「交通量統計表」の地図だそうです。(※商用目的での使用はできません。)交通量統計表 警視庁
ここにない地図は国立国会図書館などで調べて収集したんだとか。初めて知る資料ばかりで、とても興味深かったです。ぜひ興味がある方は警視庁のHPをご覧になってみてくださいね。会場にも資料設置しています。
そして地図と共に解説が書かれていますが、交差点の説明だけでなく、その場所の雰囲気まで伝わってくるキャプションです。読んでいると実際にその場所に立っている気分になりますよ。

現在東京では至るところで再開発が行われています。日々刻々と変化していくこの街が、これからどんな都市に変化していくのか、そしてどんな部分が残っていくのか。ぜひ展示をご覧いただき街の変化についても考えてみてくださいね。
皆さまのご来館お待ちしています。