今日の暑さは体にこたえる暑さですね。
無理せず水分補給をしっかりしてくださいね。
現在シリウスでは以下の展示が開催中です。
<プロキオン・フォース>Mathieu Rouaux 写真展
「Backstage of the Royal Danish Ballet」
期間:2024年7月4日(木)~7月10日(水)

アイデムフォトギャラリー「シリウス」では、創作意欲あふれる若手写真家(39歳以下を対象)に作品発表の場として当ギャラリーの写真展枠などを提供する支援プロジェクト「プロキオン・フォース」を開催しています。
今回、フランス人のMathieu Rouaux (マチュー・ルオー)さんの写真展を支援・開催します。

マチュー・ルオーさんは1995年にフランスのサン・マロに生まれパリ・オペラ座バレエ団、ハンブルク・バレエ団を経て現在はデンマーク王立バレエ団に所属するプロのバレエダンサーです。
今回の展示ではデンマーク王立バレエ団で上演された「ラ・シルフィード」「ジュエルズ」「白鳥の湖」「ジゼル」などのステージと舞台裏でのダンサーの素顔をマチューさん自身が撮影した作品が展示されています。
驚くべきはなんと写真を始めたのは2年前!自身の母親のフィルムカメラで写真を撮り始め、フィルムならでは粒子やメカニックのアナログさに心を奪われたそうですが、何より写真の切り撮り方やブレを生かした作品作りにとても優れていると感じました。また今回はモノクロの写真が多く展示されていますが、黒と白のコントラストにより衣装の透明感がより際立っていています。

会場には舞台衣装の一部を今回持ってきていただきました。とても繊細な装飾のこれらは「ラ・シルフィード」でフェアリー役が使用するものだそうです。展示されている作品にもこの衣装を着用して踊っているものが多くあり、いずれもとても繊細。
シリウススタッフ実は演目の名前だけは知っているけれど実際にバレエをちゃんと観たことがありませんでしたが、今回の展示を見て実際に観てみたくなりました!演目について詳しく内容を知りたい方はこちらのHPで詳しく掲載されています。公演情報 | 新国立劇場 バレエ&ダンス (jac.go.jp)

マチューさんが現在所属しているデンマーク王立劇場には専属フォトグラファーがおらず、そのことによりマチューさんが自由に撮影する機会を得られているそうです。
実際に舞台裏に入ることができるからこそ撮影することができるダンサーたちの姿。またダンサーとしての視点も合わさりバレエの美しさを最大限に引き出しています。

小さい写真を大きな額に入れるのも素敵ですね。写真と額の比率が変わると見え方も変わってきてとても参考になるので展示方法を考えている方はぜひご覧になってみてくださいね。

デンマーク大使館のインスタグラムにも今回掲載していただけました。またマチューさんご自身のインスタグラムアカウントもあります。
デンマーク大使館アカウント:@denmarkinjapan
Mathieu Rouaux:@maro.filmphotography
インスタグラムアカウントを持っていないという方はマチューさんのHPもご覧ください→Start | Maro Filmphotography

今回トートバックとポストカードを会場で販売しております。
貴重なバレエ団の姿を捉えたものです。この機会にぜひお手にとってご覧ください。
皆様のご来館お待ちしております。