
二人は日本写真家協会の先輩と後輩にあたる。二人がそれぞれに携わる仕事、発表してきた作品の傾向は異なったものではあるが、撮影から作品に仕上げるまでのプロセスの中に多くの共通点があることが分かり、二人で撮影に出掛ける機会も多くなった。同行することによる相乗効果にも気づいたのだ。共通の被写体は「街」である。私たちは日常的に構図を探して「街」を歩く。「街」の発展に伴い消失してしまった被写体もあれば、新しく出現する被写体もある。もちろん旧くから変わらずに存在し続けている被写体もある。誰もが目にすることのできる「街」の中のLOST & FOUND。二人がそれぞれの視点で発見し、切り取った「街の風景」たち。一束にまとめることで、単なる記録には終わらない新たな成果物へと昇華することを期待している。
(展示枚数 約40枚)
(展示枚数 約40枚)