
SL人吉とは、鹿児島本線の熊本駅から肥薩線の人吉駅まで運行していた蒸気機関車牽引による観光列車です。機関車は大正生まれの8620形で、2009年よりSL人吉として運行を開始しました。
肥薩線はほぼ球磨川沿いに敷設されており、たおやかで美しい川の流れや、桜や紫陽花等の季節の花々に恵まれ、車窓からの景観が素晴らしく、インバウンドも含めた多くの観光客に愛されていました。
しかしながら、2020年に発生した「令和2年7月豪雨」により、鉄橋を含む多くの設備が冠水および流失し、肥薩線は不通となったまま、現在に至っても復旧の見通しは立っていません。
さらに機関車も老朽化や部品調達の困難さを理由に2024年3月で運転が終了することになりました。
従って、再びSL人吉として肥薩線を走る可能性は、ほぼ絶望的になってしまいました。
今回は、SL人吉が一番輝いていた時を追憶し、もう二度と見られない鉄道風景への哀別と感謝を込めて、写真展を開催いたします。
いつか必ず復活する日に思いを馳せながら、球磨地方の鉄道風景の素晴らしさ・魅力を感じていただければ幸いです。
ぜひ写真を通じたSL人吉の列車旅をお楽しみください。
<唐木 徹 (からき とおる)略歴>
1958年 東京生まれ
1985年 自動車メーカー入社
2012年 5年半熊本に単身赴任
2021年 退職
2022年 写真展「Rail on Kyushu」~九州の四季の彩りを巡る旅へ 富士フイルムフォトサロン東京にて開催
肥薩線はほぼ球磨川沿いに敷設されており、たおやかで美しい川の流れや、桜や紫陽花等の季節の花々に恵まれ、車窓からの景観が素晴らしく、インバウンドも含めた多くの観光客に愛されていました。
しかしながら、2020年に発生した「令和2年7月豪雨」により、鉄橋を含む多くの設備が冠水および流失し、肥薩線は不通となったまま、現在に至っても復旧の見通しは立っていません。
さらに機関車も老朽化や部品調達の困難さを理由に2024年3月で運転が終了することになりました。
従って、再びSL人吉として肥薩線を走る可能性は、ほぼ絶望的になってしまいました。
今回は、SL人吉が一番輝いていた時を追憶し、もう二度と見られない鉄道風景への哀別と感謝を込めて、写真展を開催いたします。
いつか必ず復活する日に思いを馳せながら、球磨地方の鉄道風景の素晴らしさ・魅力を感じていただければ幸いです。
ぜひ写真を通じたSL人吉の列車旅をお楽しみください。
【カラー40点】
<唐木 徹 (からき とおる)略歴>
1958年 東京生まれ
1985年 自動車メーカー入社
2012年 5年半熊本に単身赴任
2021年 退職
2022年 写真展「Rail on Kyushu」~九州の四季の彩りを巡る旅へ 富士フイルムフォトサロン東京にて開催